ふるさとの自然を元気に    
ふるさと元気風ネットへ
 
「ふるさと元気風ネット」はふるさとの元気な(豊かな)自然や文化を次の世代へ引き継ぐ活動です。 
~国有林モニターへの参加とモニター活動からの学び~ 
国有林モニター応募のきっかけ
 ふるさと元気活動からの学びの問題解決と提言を生かすために国有林モニターへ応募
大隅半島には高隈山系、稲生山系等の照葉樹林帯の国有林を始め、志布志湾海岸には国の松原や柏原の海岸の国有林があります。数年前からこれら志布志湾海岸の国有林松林がマツカレハの影響で立ち枯れが目立つようになり、現在、枯死したクロマツを伐採し、松苗を植栽する林野庁の松林の再生・整備が進められています。立ち枯れが目立つようになった2012年から植林のボランティア活動に参加したり松林や松苗の生長を写真に撮って記録しています。こうした民間のボランティア活動や提言を生かし、かけがえのないふるさとの自然を守り、次世代へ引き継ぎたちという強い思いから国有林モニターに応募しました。行政への意見・提言、国有林モニター会議などに積極的に参加し、学びと活動の場を広げ自然や森林保全活動への新たなステップにしたいと思います。2016年4月 
国有林モニター活動への期待と森林の「保護・復元・活用」へのアプローチ
 ふるさとの自然を元気に「森林と社会の共生を目指して」
~国有林モニター・国有林からの学びと提言~
 国有林モニター制度は、林野庁が一般から国有林モニターを募り、国有林野事業について幅広い意見を管理経営に役立て、「開かれた国有林」にふさわしい管理経営を行うことを目的としています。今回、生物多様性の学びや活動のネットワークを広げるために国有林モニターを拝任しました。国有林モニター会議への参加やアンケートへの回答等を通じて、森林の「保護・復元・活用」の学びと活動アプローチの一歩とします。(H28年度国有林モニター員)。

 モニターの声<林野・広報九州から>
 
林野・広報九州<九州森林管理局No1733>に掲載されました。平成28年7月10日

 最新情報 モニター会議  2016/9/17
平成28年10月29日(土)、宮崎で開催される「多様で健全な森林づくり」をテーマにしたモニター会議に参加することになりました。 「生物多様性」については日頃から関心があり、今から楽しみにしています。概要は次の通りです。
 森林生態系保存等の公益的機能の高度発揮と人工林の持続的かつ効率的なな管理の両立を目指して、複層林施業を実施しています。また、その技術開発として当局の森林技術・支援センターでは人工林内で小面積の伐採を実施した後、成長に優れた苗木(エリートツリー)や紅葉樹の植栽を行い、植生回復の経過や造林コストの分析を行っています。これら試験地の視察を通じて、多様で健全な森林づくりの取り組みを紹介します。また、シカ等による鳥獣被害は、年々増加あるいは高止まりの状況にあり、植裁木の食害や下層植生の消滅など人工林・天然林問わず深刻な問題になっております。森林技術・支援センターでは、わなや防護柵の設置等の被害対策の実証をおこなっておりますので、そちらも合わせてご紹介します。 
 国有林モニターからの学び<人と森をつなぐ情報誌「林野」から>
モニター員になると国有林の役割や現状といった貴重な情報が届き、毎月送られてくる「林野」の情報誌が届くのが楽しみです。このページは情報誌の中から心にとまったイチオシ記事を「国有林モニターからの学び」として紹介しています。 
8月11日は国民の祝日「山の日」 <「林野」7月号№112>から
 今年から8月11日は「山の日」として祝日となります。「山の日」を対象とした祝日は、世界でも初めてとされ、国民の祝日に関する法律では、その制定の意義を「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とされています。
 「山の日制定」の運動の始まり
平成14年国連が提唱した「国際山岳年」に開催された「富士山エコ・フォーラム」において、国際山岳年日本委員会が発信したメッセージに、「山の自然を守る誓いとともに、『やまの日』を作ることを提案します」と盛り込まれました。これが「山の日」制定に向けた第一歩となり、それから10年を経過した平成24年に開催されたシンポジウム「みんなで山を考えよう」を契機に「山の日」制定に向けた本格的な運動が始まりました。折しも登山ブームが到来し、富士山の世界遺産登録への動きも最終段階を迎え、多くの方が「山」に関心を寄せる時期でもありました。また、都道府県でも独自の「山の日」を制定する動きが見られ、超党派の国会議員で組織する「山の日」制定議員連盟が立ち上がるなど、次第に運動が盛んになります。こうして「山の日」は平成26年、本格的な検討が始まって僅か2年という短期間で新たな祝日として誕生することとなりました。 
 なぜ8月11日?
 子どもや家族と山に親しむことができる時期でもあり、多くの方々が休まれるお盆前の8月11日が「山の日」となりました。
 感じよう、山の恵み、森の恵み
 日本人と山
 日本では古くから、山から流れ出る水を利用し、山で燃料や居住に必要な木材を調達しながら日々の暮らしを営んできました。また、多くの生き物のすみかでもある山には、山菜・きのこなど多くの恵みがありました。私たちの暮らしに絶えず恩恵を授けてくれる「山」には、いつしか神様が宿ると信じられ、人々は、山を敬いながら暮らし、それぞれの地域に伝統や文化、歴史を刻んできました。今でも山の神の霊力を授かるための修験場の場として各地に霊山が存在するほか、山の神を祭る行事や言い伝えも多く残されるなど、日本人にとって「山」は心のよりどころににもなっています。
 山の恩恵に感謝
  日本の「山」の多くは、森林で覆われ、しばしば「山」と「森林」は同じ意味で用いられます。「山の恩恵」とも言える森林の他面的な機能は、水源の涵養、国土の保全、木材をはじめとする林産物の供給などに加え、現代では、人々の癒しの場として、また、地球温暖化防止への働きも期待されるなど、多岐にわたります。日本の森林は、こうした機能の発揮を通じて、人々の生活の安全と暮らしの向上に大きく貢献しています。そして、この森林の様々な機能の発揮を産業として支えてきたのが林業であり、森林を適切に利用しながら守り育ててきたのが、山村の暮らしでした。
 国民の祝日「山の日」には、山の恩恵をもたらす森林とともに、それを支えてきた林業や山村で暮らす人々の営みを感じてみましょう。
 日本の林業遺産を知ろう<<「林野」6月号№111>から
 「林業遺産」とは
 日本各地の林業の歴史を読み解き、将来にわたって記憶・記録していくための試みとして、2013年度から日本森林学会による「林業遺産」選定事業が開始されました。林業発展の歴史と独自性を示す対象を遺産認定することで、学術的意義を将来にわたって伝えていくとともに、森林所有者、管理者が林業遺産を積極的に活用することを後押しする役割も期待されます。
 林業遺産の分類
 林業遺産は、以下の九つに分類されており、林業発展の歴史を示す土地に結びついたものを中心に、体系的な技術、特徴的な道具類、古文書等資料群が対象となります。
 ⑴ 林業景観(用材林、防災林、薪炭林、特用林産物生産林等森林利用に関する景観)
⑵ 林業発祥地(有名・独特な施業体系をもつ林業発祥地)
⑶ 林業記念地(記念植樹、旧係争地等森林利用に関するメルクマール的意味を持つ土地)
⑷ 林業跡地(施業跡地、土場・炭焼き等利用跡地)
⑸ 搬出関連(森林軌道、林道、筏場、木馬道等。現存・跡地を含む)
⑹ 建造物(林業発展の歴史を示す建造物。現存・跡地を含む)
⑺ 技術体系(林産物加工技術、施業計画等)
⑻ 道具類(地域の林業発展を特徴づけるまとまった道具類)
⑼ 資料群(林業関連のまとまった古文書・近代資料、写真、映像等)
 林業遺産とこれからの活用
 林業遺産候補の推薦は日本森林学会の会員を通じて行われ、一定の基準のもとで、多様な対象が応募、推薦されるよう配慮されています。推薦にあたっては、対象の所有者・管理者の了解を得ていることが条件となっています。
 2016年5月までに選定委員会の審議を経て16件が選定されており、林業遺産を活かした山村振興、学びの場、観光資源としての利活用など、新たな展開も見られるようになりました。
 一方、日常での森林や林業との関わりは薄れ、木の文化の国といわれてきたような人と森林との長い関わりを実感することが困難な状況にあります。全国各地に存在する林業遺産に対する社会的な関心がうすれ、経年変化による遺産の劣化、地域固有の森林文化や生業の消失も危惧されています。森林とのつながりを継承し、新たに創造していく礎として林業遺産を見直し、保存・活用していく術が求められていると言えましょう。情報誌「林野」では、選定された林業遺産についてご紹介しながら、日本の森林文化や林業遺産の特徴や大切さについてお伝えしていきたいと思います
  国有林の保護林 新たな保護林制度がスタート<「林野」4月号№109>から
制度創設から100年を迎えて新たな保護林制度がスタートした。この改正では、森林生態系や個体群の持続性に着目した分かりやすく効果的な保護林区分を導入し、これまで7種類であった保護林を「森林生態系保護地域」、「生態群集保護林」、「希少個体群保護林」の3種類に再編したことだ〔下図〕。また、自立的復元力を失った森林を、潜在的自然植生を基本とした生物群集へ誘導する「復元」の考え方の導入、専門的な知見を活用した簡素で効率的な管理体制の構築等も行っている。林野庁では、新たな制度の下、引き続き国有林における生物多様性保全に取り組むとともに、今後、保護林に対して行うモニタリング調査のあり方の見直し、国際的なデータベースへの保護林の登録等に取り組み、国際的な評価も得られるよう、保護林の適切な保護、管理を推進していくという。
 
 ふるさとの自然元気活動
~ふるさとの元気な自然を次の世代へ~
これまでのささやかな「ふるさとの自然元気活動」の一端を紹介しています。 
「国有林を活用した森林教室<高隈ふれあいの森>」
   
 志布志海岸国有林<志布志湾の松を元気に> 活動ルポ
 植林ボランティア作業
 志布志湾の国有林を白砂青松に
   
 志布志湾の松が危ない 
 志布志湾柏原海岸の立ち枯れ松ルポ 
   
 肝属川水系の池や川が危ない
 ウォーターレタス(ボタンウキクサ)による肝属川水系生態系への影響  現状モニタールポ
   
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