topへ 方言学習で地域と交流   

方言の学習で授業の中に地域の人材を活用した実践のレポートです。
期日:3月2日 5校時   教材単元:総合・国語「方言と共通語」  
参加学年:寿小4年児童と保護者  
交流団体:地域高齢者団体「やすらぎ会」  参加人数:「やすらぎ会」会員12名   児童とその保護者50名 
活動場面の紹介
会場かざりつけ、歓迎のことば 方言と共通語についての話
方言の歴史や大切さについて説明
方言で学校の歴史や校章・校歌の由来
について熱弁(年齢は何と91さい)
「運動帽子」の校章について説明の場面です
保護者の方々も子ども達といっしょに
メモをとりながら熱心に参観
質問やインタビューを通した学習活動
「ぼくたちに残しておきたい方言は何ですか」
「方言はどうして必要なのですか」・・・
子どもたちのインタビューや質問
に答えてやすらぎ会の方々に好きな
方言や21世紀に残したい方言の数々
を発表していただきました。
最後に参加児童を代表して感想やお礼のことばを発表してケナフつえをプレゼント

児童の一口感想
5時間目の授業参観は「やすらぎ会」のおじいさんやおばあさんとの交流会で方言を学習しました。
勉強ををする前は自分たちの知らない方言がたくさんあったけど方言のことを教えてもらって方言のとくちょうや方言の大切さがよくわかりました。(みく)
わたしたちが思っていたよりたくさんの方が参加してくださったのでうれしいでした。
おじいさんやおばあさんはとても元気でした。その中のおじいさんは90さいで私たち以上に元気そうでした。
寿小学校の歴史や校歌・校章のことをくわしく話してくださいました。すごくおもしろくて楽しかったです。
いい思い出ができました。大事に大事に心の中にしまっておきたいです。
わたしはやすらぎ会の人たちにおしえてもらった方言のいくつかを日記にかきました。
きばりなさい(がんばりなさい)   おやっとさあ(おつかれさま)  おおきに(ありがとう)
おあがいやったもんせ(おあがりください)
めしあがいやったもんせ(おめしあがりください)
あいがとごわした(ありがとうございました)
ごわんさ(ございます)   あたいげどん(わたしのうちの)    まこて(ほんとうに)    (あやな)
やすらぎ会のみなさんへ:きょうはぼくたちにいろいろな方言や昔の学校の様子などを教えてくださって
ありがとうございました。それに話をきくときは「話をしている人の目を見る」なども教えてもらいました。
またいつでもぼくらの学校にきてください。それからぼくたちがプレゼントしたケナフのつえを使ってください。(みちとし)
「やすらぎ会」の人の話をきいておもしろい方言があり笑いがこみあげてきました。今、方言を使った紙しばいを作って
いてとてもよいさんこうになりました。
わたしは方言がなぜ使われるようになったのか。方言のよい面や悪い面、方言の意味も教えてくださっていい勉強に
なりました。こんどは方言を使ってやすらぎ会のひとたちとおしゃべりしたいです。共通語と方言をじょうずに使って会話したいです。
やすらぎ会のみなさんが来てくださってほんとうによかったと思います。(しおり)
方言のすばらしさだけでなく、ひとの話をきくときは「くもの糸がつながっているようにあいての目をみなさい」と教えていただきました。
このことばをわすれないでがんばりたいと思います。おつかれさまでした。(まいこ)
やすらぎ会の人たちのような元気なおじいさんやおばあさんは見たことがありませんでした。とてもやさしいひとたちでした。どうぞ長生きして元気にすごしてください。

(ここにマウスポインタを置くと最上段に戻ります)