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学習のねらいと関連単元 |
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○地球環境について図書室、インターネット、インタビュー等を利用して情報を収集し、「環境に役立つ提言」としてプレゼンテーションの資料を作成する。
○調べた資料をもとに子ども環境会議を開き、環境保全の意識向上と行動を起こすきっかけをつくる。
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本単元
○5年国語科「地球環境について考えよう」から
関連単元
○5年国語科「インタビュー名人になろう」
「目的や内容を明確にし、相手に応じた言葉づかいでインタビューすることができる」から
○5年社会科「環境をまもる」から
「自然環境を守る活動に取り組む人たち」「環境を守るためにわたしたちができることは何かについて調べる」から
○寿タイム:★地域(鹿屋)★いのち★助け合い★地球人★その他
校区にある施設や人材の活用
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課題を見つける |
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,環境会議のテーマを設定する。
教科書「一秒が一年をこわす」をヒントにしたり、図書室にある環境に関する本、インターネットを利用して課題を見つける。
森林資源と環境問題等
二酸化炭素と環境問題等
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今、住んでいる地域の身近な環境問題や環境を守るために努力していることやできそうなことから課題を見つける。
ごみと環境問題等
水と環境問題等
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※環境問題をマクロの目(地球的環境問題)とミクロの目(自分たちで取り組めるような身近な問題)でとらえ、自分たちなりに行動を起こすきっかけ作りになる課題を作る。 |
○課題を決定し、学習活動班を作る。
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・「二酸化炭素と地球温暖化問題」班
・「オゾン層破壊とフロンガス」班
・「森林を育てよう」班
・「ごみとダイオキシン」班
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○個人やグループで学習の進め方を話し合う。
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調べる |
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※単に調べで終わるのでなく、自分たちの力でもできそうなこと、実際に行動に移すのに役立つ資料を作成する。 |
各班調べの具体的活動
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1、ごみ調べのきっかけと調べの方法
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※資料グラフは鹿屋市のHP「ごみ・環境への取り組み」より引用 データ引用許諾申請済み |
鹿屋市民の一人1日当たり出すごみの量は上のグラフのように毎年増え続けていることがわかります。このままごみを出す量が増え続けると地球がごみの山で埋まってしまいそうです。総排出量は1日に115トン、年間では4万2千トンを超え、市民一人が1日に約1.4キログラムものごみを捨てていることがわかります。そのごみの処理費用として、貴重なわたしたちの税金が年間4億円も使われているそうです。
そこで少しでもごみを減らすために自分たちが何ができるか、どんな行動ができるかを調べるために「ごみへらし隊」をつくり調べることにしました。
ごみへらし隊は校区にある大きなお店に出かけ,地域の人々がごみをへらすためにどんな工夫や努力をしているか,お客さんや店長さんにインタビューして調べました。
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※インタビューをして自分たちの考えだけでなく地域の人の考えも取り入れ,人とのかかわりを大切にしながら学習を進める。 |
2、インタビュー内容
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○店長さんへインタビュー
「お店としてごみをへらすためにどんな工夫や努力をしていますか」
○お客さんへインタビュー
「日ごろ、家庭でごみをへらすためにどんなことを心がけて実行していますか」
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3、インタビュー取材風景
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お客さんへのインタビュー取材風景 |
店長さんへのインタビュー取材風景 |
※インタビューカードを作り、質問すること、答えの予想をメモして出かける。
※あいさつやお礼の仕方等の事前指導をしてからインタビューに出かける。
※一つの問題についてできるだけたくさんの人にインタビューする。
※店の迷惑にならないように店との事前の連絡をとり、当日の活動内容を知らせて協力を得る。
※事後指導としてお礼の手紙を書く。 |
4、取材結果のまとめ
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○生ごみはごみに出さないでたいひにして土にかえしている。
○トレイとか牛乳パックは店に返す。
○買い物袋を持参している。
○かじょう包装(ほうそう)はことわるようにしている。
○赤ちゃんのおむつは紙おむつ(使いすておむつ)を使わないようにしている。
○食べ物を残さないようにして生ごみを作らないようにしている。
○新聞紙やちらしはもやせるごみに出さないで資源ごみに出している。
○料理の時、野菜くずを出さないようにしている。
○なるべくむだな包装紙は使わないようにしている。(店)
○なるべく買い物袋を利用してもらっている。(店)
○牛乳パック、食品トレイ、ペットボトル、はっぽうスチロール、古紙、ダンボール等をリサイクルしている。(店)
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アピール
お店にくるお客さんやお店の人はごみをへらすためにそれぞれ色々な工夫や努力をしていることが分かりました。自分達も小さなこと、身近なところからごみをへらす工夫や努力をし、ごみをへらすことの大切さを環境会議でアピールしたいです。
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1、調べのきっかけと調べの方法
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汚れのもとになる原因
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※グラフデータは肝属川と仲間たち」(国土交通省 大隅工事事務所発行)の資料より
※BOD値は水中の汚れを微生物が食べてきれいにするために必要な酸素の量の値。BOD(生物化学的酸素要求量)の値が大きいほど、川はよごれていることになります。 |
肝属川は九州で一番よごれている川らしいよ。
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私たちが毎日川に流す生活廃水も川の汚れの原因のひとつらしいよ。
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「むかしみたいに魚がいっぱいすめるきれいな川にして肝属川でいっぱい遊びたいな。」そんな気持ちと願いをこめて「肝属川で遊び隊」班を作り調べることにしました。図書の本やインターネットを利用したりインタビュー、見学をして調べる計画をたてました。
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2、調べた内容
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はじめに肝属川にはどれぐらい多くの魚が住んでいたかを調べました。
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オイカワは肝属川で見られる代表的な魚で全体の約3分の1をしめているそうです。卵を生む時期になるとオスは、赤や青をおびた美しい色になります。
オイカワのほか○タカハヤ○カワムツ○アユ○ウグイなど約50種類の魚がすんでいたそうです。 |
肝属川にすんでいた魚しらべのことからも昔の肝属川はずいぶんきれいな川だったことがわかります。きれいな肝属川をとりもどすために自分達ができることはないか調べました。
資料図書は「肝属川と仲間たち」 |
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家庭から毎日出すよごれた水 |
3、自分たちができること・みんなへのアピール
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4、これからの計画
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○肝属川の川の汚れは生活用水だけではないのでそのほかの原因についてもっと調査する。
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利用したHP エコバス探検隊「肝属川」「じょう水場の見学」「下水しょり場の見学」「清掃センターの見学」 鹿屋市HP「ごみ・環境への取り組み」、環境省「子どものページ」等 |
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会議を開く
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子ども環境会議(2003年2月21日)鹿屋市生活環境課の人をゲストティーチャーに迎えて子ども環境会議を開きました。場所:体育館
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「ごみへらし隊」パネラーの発表風景 |
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OHP発表内容映像の一部 |
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「肝属川で遊び隊」ポスターセッション |
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「肝属川で遊び隊」資料発表映像の一部 |
発表会議後、鹿屋市生活環境課(ごみ減量リサイクル指導員)の方に発表の好評や鹿屋市のゴミ問題について話しをしていただきました。 |
※この環境会議には5年生(1組、2組、3組)が参加しました。「ごみへらし隊は」1組の発表テーマです。 |
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実行する |
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四、実行する「小さな事から・身近な事から」
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