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六甲森林植物園 「紅葉散策」「さくら散策」  神戸市
神戸市立森林植物園(六甲森林植物園)は、1940年に開館した六兵庫県神戸市北区にある植物園で甲の山並みと自然を生かした植物園だ。摩耶山の西、再度山の北に位置する総面積142.6haという広大な樹木植物園で、周辺は瀬戸内海国立公園に指定されている。日本の代表的な樹木および世界各地の樹木約1200種を各々の原産地の森としてゾーンに分けるなど、自然に近い形での植栽構想に基づき植栽している。広い園内には森林展示館、多目的広場・スポーツ広場等の施設がある。また、つつじ・シャクナゲ園、あじさい園、さくら園、カエデが四季折々の花が園内を美しく彩る。このサイトでは、過去の春の花風景から「桜散策」と今回、秋の風景から「紅葉散策」のそれぞれの植物園内風景を紹介したい。「桜散策」2012・4・18  「紅葉散策」2018・11・26 

サイト内 案内 
 森林展示館
森林展示館には、樹齢約2000年の世界一の巨木「ジャイアンツセコイア」(セコイアオスギ)の輪切りが展示されている。そのほか六甲の自然や標本などを展示しているほか、環境体験学習など多様な活動スペースとして利用されている。 
 
展示館前庭のメタセコイア並木の紅葉
 
展示館のシンボル、ジャイアンツセコイアの輪切り

館内の展示物
森林植物園秋 「紅葉散策」 森林紅葉散策 
長谷池(はせいけ) 
森林植物園の中心地で春の新緑、夏の水辺植物、秋の紅葉、冬の野鳥など四季の風景が楽しめる。水辺には気根がめずらしいラクウショウが見られる。
 秋の長谷池紅葉風景(2018/11/26)
 長谷池ではイロハモミジやオオモミジなどのカエデ属樹木やラクウショウやカラマツが水面を錦秋に染め、秋の深まりを感じさせた。
 
 
 気根が珍しいラクウショウ
  ラクウショウは、北アメリカ原産の別名・ヌマスギと呼ばれる木で過温地に強く、湖のほとりなどの根元が冠水するような場所でも成長し、原産地では40メートルになることもあるという。気根と呼ばれる地上に出た根が長々と突き出して、水没した根元に酸素を供給する役割を担っている。
 
幹はまっすぐに伸び、たてに裂け目が入る
 
ラクウショウの下にはこのようなめずらし「気根」が見られる。
森林植物園内  紅葉風景
 園内では、イロハモミジ、オオモミジ、モミジバフウ、ドウダンツツジなどが鮮やかな色彩に紅葉し、訪れた人の目を楽しませてくれていた。
 
 
 
 
 
 

森林植物園春 「サクラ 花散策」  

六甲山系の山間部にある森林植物園のさくら園では市街地より開花が遅く、この日ソメイヨシノをはじめベニシダレ等の桜が満開をむかえていた。エドヒガン、ベニシダレ、マメザクラ、キンキマメザクラ、ウコンザクラ等、樹種が多く、長い期間楽しめるのがこの園の魅力だ。ソメイヨシノやベニシダレを中心に今回、特に目をひいたのがマメザクラとキンキマメザクラだった。 探訪日 2012年4月18日

 園内桜種類
 マメザクラ
マメザクラ(豆桜)はバラ科のの野生種の一つで富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生し、フジザクラやハコネザクラとも呼ばれる。マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が高くなく、白から紅色の小さな一重の花弁が特徴だ。 
   
 樹種表示板とマメザクラ
 
森林植物園さくら園に咲くマメザクラ
 
花は1cmから2cmと小さく、5枚一重で白からうす紅色の可憐な花だ。
 キンキマメザクラ
 キンキマメザクラはマメザクラの変種で、主に本州(富山・石川・福井・近畿・中国)に分布するバラ科の植物だ。シダレザクラやソメイヨジノに比べて派手さはないが極淡い紅色で一重の可憐な小さな花だ。
   
樹種表示板とキンキマメザクラ
 
シダレザクラやソメイヨジノに比べて花の付きがまばらだで下向きにひっそりと咲く一重の可憐な花だ。
 
一つの花序に1〜3個の花が下向きに咲き萼筒の長いのが特徴だ。
ベニシダレ
枝垂桜は江戸彼岸の変種で、枝が下垂し、その中でも花色が特に濃いものをベニシダレと呼ぶ。 
   
 
枝垂れた枝に紅紫色の一重の五弁花を咲かせるベニシダレ
 さくら 花風景
 森林植物園のさくら園はベニシダレやソメイヨシノを中心に豪華で優雅な風景を演出していた。森林植物園の桜の数は多くないが樹種が多く、長い期間を通して鑑賞できるのがこの園の魅力だ。
 
 
満開のソメイヨシノとさくら園案内板
 
さくら園通路に沿って咲く桜開の花風景
 
青空とのコントラストが美しい。
 

 園内にはエドヒガン、シダレザクラ、マメザクラ、キンキマメザクラ、ウコンザクラ、ドヒガンザクラ、ウコンザクラなど二十数種の桜が植栽されさくら園内を優雅に彩っていた。
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