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ふるさとの鳥風景・大隅の野鳥たち<MY鳥撮い日記>
   鳥影を追っていると実に様々な野鳥の景色と出会い、新しい発見と感動があります。このページ、鳥撮(といとい)日記は、大隅半島の河川や山里・山中で出合った鳥姿を写真で紹介しています。自然豊かな大隅半島ではアカショウビンやオオルリなどとの珍しい野鳥との出会いがあります。10月から11月初旬、大隅半島南端の佐多岬は渡りの玄関口となり、サシバの大集団が上昇気流にのって島づたいに南下します。近年、大隅半島河川で越冬する絶滅危惧種のクロツラヘラサギが確認でき話題になっています。
掲載写真は、大隅ブロック野鳥の会や単独活動で観察した写真をメモ風にして紹介しています<写真以外にたくさんの鳴き声を耳にすることができました。>
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  サシバ  ヤマガラ  メ ジ ロ  アオサギ  ハマシギ 大中小サギ  
大隅の野鳥たち 
大隅半島の河川や山里で出合った身近な野鳥たち画像一覧(登録順は特徴や生態など画像データあり。
カワセミ アオサギ ナベヅル(迷鳥) メジロ ハマシギ  ヤマセミ 
シジュウカラ ジョウビタキ ハクセキレイ セグロセキレイ キセキレイ   ダイサギ
チュウサギ コサギ バン オオバン マガモ  コガモ 
ミサゴ アオバズク シロハラ アカハラ タヒバリ  ホシハジロ 
ヒヨドリ ツグミ イソシギ ムクドリ タシギ  ウグイス 
スズガモ ゴイサギ イカル スズガモ ハイタカ  ハヤブサ 
コゲラ サンショウクイ ヤマガラ オオルリ   カワウ  ※ナベヅル日記 
サシバ  ノスリ  エゾビタキ  コアジサシ  ハジロカイツブリ  クロツラヘラサギ 
  大隅の野鳥たち鳥一覧 特徴や生態など(画像一覧登録順  ↑上段TOPへ
カワセミ ヤマセミ シジュウカラ
メジロ ヒヨドリ ツグミ
イソシギ ジョウビタキ ムクドリ
ハクセキレイ セグロセキレイ キセキレイ
アオサギ ナベヅル(迷鳥) ハマシギ
ダイサギ チュウサギ コサギ
バン オオバン ゴイサギ
マガモ コガモ カルガモ
カイツブリ カンムリカイツブリ ホシハジロ
スズガモ キアシシギ ハイタカ
ミサゴ アオバズク サシバ
シロハラ アカハラ タヒバリ
タシギ イソシギ ウグイス
イカル ハヤブサ コゲラ
サンショウクイ ヤマガラ オオルリ
 モズ  イソヒヨドリ クロツラヘラサギ
     
 コガラ タゲリ   カワウ
     

 
「コメントで綴る鳥風景」それぞれの野鳥の特徴、生態等、コメントを入れて紹介しています。
かわせみ   more・・・カワセミ探鳥記    ↑上段TOPへ
「飛ぶ宝石」の異名を持つ美しい「カワセミ」
カワセミは日本各地に分布し、当地、鹿児島県肝属川流域や一帯で留鳥として分布する。水中にダイビングしてエサを捕る風景や求愛行動等の生態が感動を与えてくれる。
カワセミ止まり風景背中がコバルトブルー、腹がオレンジ色の美しい姿のカワセミ。別名「飛ぶ宝石」とも呼ばれ親しまれている。雌雄はほぼ同色であるが下くちばしが雄は黒色、雌は橙色である。  

ツーショット風景プロポーズか?縄張り威嚇か?羽を震わし、だいぶ興奮しているようだ。
エサをくわえたカワセミ
アオサギ  ・・・moreアオサギ風景 ↑上段TOPへ
肝属川の主「アオサギ」
最近、肝属川水系の全流域でよく見かけるようになった大型のサギ、それが「アオサギ」だ。全長約95cm、翼を広げると約170cmにも及び、肝属川で見かける鳥で最も大型の野鳥だ。大きさからいうと肝属川の主といったところか。雌雄同色で成鳥は体の上面が灰色で、頭は白く、目の後方から後頭部にかけて黒い帯がある。さらにここから冠羽(かんう)が伸びる。
メモ;体長はナベヅルよりやや短く90cm前後で日本で最も大きいサギである。他のサギ類と同様に足、首、くちばしが長い。海岸や干潟、川、湖沼、水田などで、魚やカエルなどをとらえて食べる。ほかのサギ類と集団で繁殖することもあるが、アオサギだけのコロニー(集団繁殖地)をつくることが多い。 和名「アオサギ」のアオは古語で灰色のことを指し、英名でも"Grey Heron"(灰色のサギ)と呼ばれる。日本ではアオサギは普通種だがツル類は希少種である。
アオサギの舞風景

空中で優雅な舞を見せるアオサギ
アオサギの営巣風景
コロニーでの営巣風景。繁殖は丘陵地の林などに集団をつくって行う。
アオサギ営巣風景
 アオサギ採餌風景
 アオサギ採餌のポーズ。黄色の鋭く長く尖ったくちばしを伸ばしてチャンスを待ちかまえるアオサギ。
   
メジロ  ・・・moreめじろ風景 ↑上段TOPへ
目の周囲が白いことから名付けられたメジロ。メジロが枝に押し合うように並んで止まることから人・物事が一カ所に集まってこみ合うことを「目白おし」という。鹿児島の方言で、メジロが「花を吸っている」様から「花吸い」(ハナスイ)、さらに訛って「ハナシ」と呼ぶ。 
 
庭先のメジロ
山里で出合ったメジロたち
メジロが花の蜜を吸う「花吸い」が訛って鹿児島の方言でメジロを「ハナシ」と呼ぶ。
ハマシギ     ・・・moreハマシギ ↑上段TOPへ
肝属川大正橋付近はチドリやシギ類の野鳥の宝庫だ。ハマシギは統率があるかのように群れ全体がまとまって行動する鳥である。餌の捕り方も特徴的で嘴(くちばし)を水中や泥の中に刺しこみ、途中まで抜いて下に向けたまま、また移動して刺し直すことを繰り返す。敵が近づくといっせいに同じ向きに飛び立ち、みんな同時に体の傾きを変えるので、急に腹の面が白く見える。

大群をなしてまとまって行動するハマシギ

ハマシギ飛翔風景。旋回するとき、みんな同時に体の向きを変えるので、急に腹の面が白く見える。
ハマシギ(浜鷸 、学名:Calidris alpina )は、チドリ目シギ科。体長は20cmほどで、他のシギ類同様くちばしと足が長い。冬羽は灰白色の細かいまだらもようだが、夏羽は頭と翼が赤っぽく、腹が黒くなる。

ヤマセミ  ↑上段TOPへ
ヤマセミは日本各地に生息する留鳥で肝属川の河川渓流や池等で見かける。背面は白と黒のまだら模様で頭には冠羽(かんう)がある。カワセミと同様、魚を見つけると、空中から直接水中に飛び込むこともあれば、ホバリングして水中に飛び込んで魚を捕らえることもある。全長約38cmでカワセミ(17cm)よりかなり大きい。止まり場から飛び込むには50cm以上の深さが必要とされる。日本郵政公社発行する80円切手のモデルにもなっているヤマセミコバルトブルー色鮮やかなカワセミに対しヤマセミは白黒のシンプルなマダラ模様を呈する。


ヤマセミ止まり風景

全長約38cmでカワセミ(17cm)よりかなり大きい背面は白と黒のまだら模様で頭には冠羽(かんう)がある


 
日本郵政公社発行する80円切手のモデルにもなっているヤマセミコバルトブルー色鮮やかなカワセミに対しヤマセミは白黒のシンプルなマダラ模様を呈する
シジュウカラ   ↑上段TOPへ
身近な場所で出合うシュウカラ。頬に大きな白斑があり、まわりは黒い。翼に一本の白線があり、胸に黒いネクタイ模様がトレードマークだ。
食餌風景
ジョウビタキ   ↑上段TOPへ
雄は胸のオレンジ色が美しく、雌雄とも翼に白い斑点がある。雄の頭が白っぽいことから、老人を意味する「尉」が付けられたという説や、鳴き声が火打ち石を叩いている音に似ているとして「日叩き(ひたたき)」と呼び、それが現在の呼び名である「ヒタキ」の語源であるという説がある。
白い頭、胸のオレンジ、翼の白い斑点が特徴のジョウビタキ

オレンジ色の派手なダンス衣装がよく似合うジョウビタキ
ハクセキレイ・セグロセキレイ・キセキレイ   ↑上段TOPへ
尾をいつも上下にふって行動するセキレイ。ハクセキレイは繁殖地が南下し、最近よくみかけるようになった野鳥のひとつだ。もともと水辺にいた鳥だが、現在は田畑、公園など人工的な環境でもよく見かける。セグロセキレイは白い眉班があるのでハクセキレイと見分けられる。キセキレイは名前通り腹がうす黄色。林道を自動車で走りと、車からにげるように前をずっと飛び続けることがある。なわばり意識が強い。

ハクセキレイ

セグロセキレイ

キセキレイ

ハクセキレイ(顔が白く過眼線が黒い)

セグロセキレイ(顔が黒く眉線が白い)
ダイサギ・チュウサギ・コサギ   ↑上段TOPへ
ダイサギは日本のシラサギ類の中で一番大きい。冬羽のダイサギはくちばしが黄色で夏羽は黒く、背中から長い飾り羽がでる。チュウサギはダイサギやコサギに比べて、頭の大きさに対するくちばしの長さが短い。冬羽はくちばしが黄色いが、夏羽は黒い。水にこだわらず田や畑にも出現する。コサギはシラサギの中で一番小さく、動きが敏捷で川や海の浅瀬を飛び跳ねるようにして魚を追いかける。足首が黄色いので他のサギと比べて識別しやすい。

ダイサギ

チュウサギ

コサギ

夏羽のダイサギ

ダイサギの特徴は目からくちばしの付け根の肌が青い。
 
ダイサギ採食風景

ダイナミックで優雅なダイサギの直線飛行
夏羽のコサギは後頭から二本の長い冠羽、背に飾り羽が生じる。
コサギのデイスプレイ
バン   ↑上段TOPへ
バンは黒い体に赤い額のクイナ。開けた水面にはあまり出てこず、ヨシなどが茂る際の泥地や水面にいる。黒い身体に赤い嘴(くちばし)が鮮やかに映える。
水面に浮いたり、水草の上や水際を歩き回り植物の葉や実、小さな生き物をついばむ。

バンの幼鳥
オオバン   ↑上段TOPへ
オオバンは額からくちばしが白いクイナ。バンより開けた広い水面で生活し、冬には大きな群れを見ることがある。原則としてバンは潜水しないがオオバンは潜水して、水中のエサや水草などをついばむ。
バンより体が丸みを帯び、嘴(くちばし)から額が白い。

飛ぶと、翼の後ろに白い縁が見える。

色が対照的なオオバンとコサギ
マガモ   ↑上段TOPへ
雄は頭部が緑色、くちばしは黄色で先が黒色。メスのくちばしは黒色で周囲がオレンジ色。水面採餌(さいじ)ガモで水面に浮いて、植物の種子や葉などをついばむ。

マガモの雄とメス。それぞれ頭部とくちばしに特徴がある。

水面に浮いて採餌するマガモたち
コガモ   ↑上段TOPへ
冬鳥として渡来し、日本で見られる最小のカモである。雄は頭部に茶色に黄色い縁取りがある。体が水面から高く浮いていて、尾羽が浮いている。メスは地味でわかりにくいが、翼の一部に緑色の部分があり、顔の濃淡があまりはっきりしない。

コガモの雄と雌

雌は翼の一部に緑色の部分があり顔の濃淡がはっきりしない。

ディスプレイする雄のコガモ
全身を弓なりにそらし、下半身を上げて、ユーモアたっぷりのディスプレイ
スズガモ
スズガモは、水面採餌(さいじ)ガモに対して、水中に全身を沈めて食べ物を探す。内湾や入り江等で大きな群れをつくる。

スズガモ雄

スズガモ雌
雄は頭部から胸が黒く、背中が灰色をしている。雌は頭部が黒茶色で、くちばしのつけ根が白い。

スズガモ雌雄

スズガモとキンクロハジロ
スズガモは雌雄ともにキンクロハジロに似るが、キンクロハジロの雄は後頭に冠羽があり、腹以外は黒色。生態がホシハジロやキンクロハジロとよく似る。
ミサゴ   ↑上段TOPへ
タカの一種で魚をえさとする。水面上空を高く飛びながら獲物を探し、水中にあしから飛び込んで魚を捕らえる。トビと似ているが頭の白さと下面の白っぽさが特徴だ。
 
肝属川上流を雄飛するミサゴ     2013/02/17

たたんだ翼の先は、尾羽より少し長い。

水辺の魚をエサとするミサゴ (肝属川河口)
 
魚をめがけて足から飛び込み着水し獲物をゲット
 
 嘴はほかのタカに比べて小さ目だが鋭いツメを持っている。
アオバズク ↑上段TOPへ
木にできた大きな穴(洞)で子育てをする。丸い頭全体は茶色で目の光彩が黄色。胸から腹に縦縞模様がある。木々が青葉のころ見かけるようになるのでこの名がついたといわれる。

木にできる穴で子育てをする。

目の光彩が黄色
羽角がなく、顔は丸い。なんとなく愛嬌のあるアオバズク。
ハヤブサ (肝付川中流域堤防) ↑上段TOPへ
獲物を見つけると高所からスピードをつけて降下する。降下速度は時速100km以上といわれ、標的になる鳥たちにとっては脅威だ。
ヤマガラ →もっとくわしく ヤマガラサイトへ
ヤマガラ:シジュウカラと同じくらいの大きさで額から顔は淡黄色、背と腹はレンガ色で頭頂から後頭とのどが黒い。 
 
 探鳥場所(大塚山公園)  ( 2012/11/17)
   
 林の高い所で活動し、昆虫類や木の実を食べる。木の実を土中や樹皮のすき間に貯える習性がある。  
 オオルリ (2014/5/4)
 
大隅ブロック野鳥の会主催の探鳥会に参加。かなり遠方の樹上での撮影だったがなんとかオオルリの羽の特色である頭部から背中の瑠璃(ルリ)色を見ることができた。
 
   
 
 カワウ
「カワウ」は大きな魚を飲み込むことから「鵜呑みにする」ということばも生まれた。くちばしの基部が黄色でウ類の特徴としてくちばしの先はかぎ状だ。長めの首をまっすぐに伸ばす飛び方が独特でカモ類やガンとまちがわれることがある。 
 
 クロツラヘラサギ(2021・1・25)
 冬鳥として年によって当地で見かけるクロツラヘラサギ
 
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鳥撮(といとい)日記について「鳥」も「撮り」も鹿児島の方言で「トイ」です。にわとりに餌をやるとき「トイトイトイ」と呼ぶと鶏たちが集まります。トイトイトイはドイツ語で幸運・成功を祈るドイツのおまじないの言葉でもあるそうです。これまでの野鳥観察日記の画像を整理して鳥撮(トイトイ)日記と呼名しました。
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