世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を巡る~熊野本宮大社~
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熊野本宮大社参道・境内散策 |
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入り口参道鳥居と立ち並ぶ表参道の白旗と階段。立ち並ぶ「熊野大権現」の白旗が印象的。 |

本宮大社拝殿 |

本殿に続く神門 |
杉木立に囲まれた158段の階段を上る広い境内には堂々とした本宮大社拝殿と神殿が建っていた。 |

熊野本宮大社の本殿(上四社) |
神門をくぐるといよいよ本殿でそこには主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)、熊野十二所権現を祀っている檜皮葺きの古色蒼然とした社殿が建っていた。檜皮葺きの社殿は国の重要文化財に指定。(2006.4.20) |
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帰りは本宮大社参道脇の「祈りの道」を下る。(昔からある参道でこれも熊野古道の一部)
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熊野本宮大社と 八咫烏 |

熊野本宮大社のシンボル「八咫烏」(やたがらす)をモチーフにした「八咫ポスト」 |
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八咫烏のモニュメント像 |
八咫烏デザインの旗 |
日本サッカー協会のシンボルマークですっかり馴染みとなった八咫烏(やたがらす)は熊野本宮大社のシンボルで八咫烏は三本足の烏熊野権現の使いとされる伝説に満ちた烏だ。・・・下記追記
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熊野本宮大社と境内歌碑 |
和泉式部の記念塔と歌碑 |
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苔むした 和泉式部の五輪の記念塔 |
和泉式部記念塔説明板 |
和泉式部が熊野詣をして、伏拝の付近まで来たとき、急に月の障りとなり参拝ができないと悲観してこれでは本宮参拝もできないと諦め、彼方に見える熊野本宮の森を伏し拝んで、歌を1首、詠んだ。
「晴れやらぬ身のうき雲のたなびきて月のさわりとなるぞかなしき」。
すると、その夜熊野権現が、夢に現われて
「もろともに塵にまじはる神なれば月のさわりもなにかくるしき」
とお告げがあり、参拝することができたという。
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後白河上皇の歌碑 |
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「源平盛衰記」によると後白河上皇<1053~1129>は本宮を34回本宮を訪れている。
「咲きにほふ 花の景色を見るからに
神のこころそ そらにしらるる」 |
境内樹木散策 |

境内一角にある八咫ポストとたらようの木 |
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たらようの木:インド原産の常緑樹で漢字で「多羅葉」と表す。古くは葉の裏に針などでお経や手紙を書いたといわれ、「葉書」の語源となった。葉は煎じて飲用として利用できる。 |
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おがたまの木:漢字で「黄心樹」・「招霊木」と記す。 モクレン科オガタマノキ属の常緑高木。 |