照葉樹林サミット&シンポジューム
<これまでに参加した照葉樹林サミット・シンポジューム> 
 国際照葉樹林サミットIN屋久島              生物多様性地域戦略シンポINかのや  
<2014年6月6日~8日>       <2014年1月9日>
 屋久島サミットルポ      国際照葉樹林サミットIN綾  
 屋久島エコツアー    <2011年5月22日から23日>   
 屋久島雲水狭散策       照葉樹林原生林シンポジウム 
宮ノ浦風景     <平成20年11月22日>
   国際照葉樹林サミットIN屋久島
 第二回 国際照葉樹林サミットIN屋久島
「国際照葉樹林サミットIN屋久島 写真DEルポ」 
 
   第二回 国際照葉樹林サミットIN屋久島に参加して
2014年6月6日から8日にかけて、屋久島で第二回国際照葉樹林サミットが開催され、参加させていただきました。綾で開催された前回(2011年)に続く二回目の参加となります。今回の国際照葉樹林サミットは、森にかかわる人々が集って、森林の保全や利用についての智慧を分かち合い、持続可能な自然と人と文化の未来を展望し、照葉樹林をより良い姿で未来に引き継ぐことを目指し、併せて屋久島・口永良部島のユネスコパーク再登録へ向けた端緒として開催されました。サミットでは基調講演に続き、「照葉樹林とユネスコパークー森の恵みが支える地域の豊かな発展」「共生と多様性の森~照葉樹林なまか不思議」のテーマセッションがありました。興味をひいたのは有害獣として捕獲されたシカを地域資源として見直し、食の流通にのせる第六次産業を目指した具体的な取り組みの報告はおもしろくユニークな内容でした。現地見学会では絶滅が危惧されているヤクタネゴヨウを眺望する世界遺産・西部地域の照葉樹林エコツアーに参加、フリータイムでは白谷雲水峡を散策し、屋久島の自然のすばらしさをまるごと体感しました。
 国際照葉樹林サミット  国際照葉樹林サミット<基調講演・テーマセッション・全体討議>
○基調講演「世界の中の「屋久島、屋久島の中の世界」  「ブータン、ヒマラヤの照葉樹林動態と利用」
○テーマセッション1「照葉樹林とユネスコパークー森の恵みが支える地域の豊かな発展」
○セーマセッション2「共生と多様性の森ー照葉樹林のまか不思議」
 国際照葉樹林サミット
「写真で振り返り」
 
   
開会行事・基調報告 
 
 
テーマセッション  発表スライド一部から 
 現地見学会   世界遺産・西部地域の照葉樹林エコツアー
 現地見学会は、世界遺産・西部地域の照葉樹林エコツアーと里の照葉樹林スポット探索のコースに参加しました。車で30分程で海岸の美しい永田浜へ。永田灯台入口から栗尾へ続く西部林道一帯は、マタバシイなどの照葉樹新緑が見事で、国割岳の急俊の斜面に絶滅が危惧されるヤクタネゴヨウが観察できました。低地の樹林内はカシ、シイ、タブ、イスノキ、バリバリノキ、ヒサカキなどの照葉樹帯が見られました。渓谷沿いのガジュマルの大木にはオオタニワタリ等の亜熱帯性植物林相が見られ、あたかもジャングルの様相を呈していました。また、屋久島では珍しくないヤクザル、ヤクシカとの出合いも体験できました。
永田いなか浜     
日本一の海ガメ上陸地・産卵地永田いなか浜。屋久島は山もいいけど海も最高だねェー
 ヤクタネゴヨウ
屋久島町西部の国割岳
 
↑ヤクタネゴヨウが自生する屋久島町西部の国割岳
亜熱帯性植物群   
低地渓谷沿いのガジュマルの大木に着生するオオタニワタリ等の亜熱帯性植物群
  ヤクサルとヤクシカ
   
 サルやシカが出迎える西部林道
安房川
照葉樹林V字渓谷
 
   
 安房川に架かる松峯大橋から明星岳を眺望する照葉樹林V字渓谷(左)と下流方向安房川清流(右)
白谷雲水狭   自由散策白谷雲水狭<屋久島の原生林と森林浴を体感>
 帰りを1日スライドして白谷雲水峡で屋久島の原生林を体験。

<屋久島の白谷雲水狭の太鼓岩往復コース(約4時間、約5.6km)にチャレンジ>
登山道には「もののけ姫」の舞台のイメージとなったコケむした幽玄な世界とヤクスギ、照葉樹の原生林の世界が広がっていました。最終ポイントの太鼓岩に着くと雲がかかり、小雨まで降り出し、全く視界不良、それもつかの間、あっという間に雲がとれ、目の前に宮之浦岳を眺望する絶景の世界が広がってきました。このコースでは今が旬のシャクナゲの開花を見ることはできませんが林内を流れる白谷川の切り立った清流の川岸にはサツキが彩りを添え、屋久島ならではの自然の庭園を味わうことができました。2014年6月9日

苔むした幽玄な原生林風景   
苔むした幽玄な世界をイメージする原生林風景
  樹齢数千年のヤクスギたち    
 樹齢数千年の原生林歩道のヤクスギたち
太鼓岩からの眺望   
太鼓岩からの眺望
 ヤクシマタゴガエル    
登山道脇で出合ったヤクシマタゴガエル? 
 白谷雲水峡清流で見られるサツキ      
 白谷雲水峡清流で見られるサツキ
宮之浦川
宮之浦橋 
 宮之浦川と(旧)宮之浦橋
 早朝6時起床。宮之浦川は泊まりの民宿のすぐ近くを流れていました。この時期の日の出は早く、丁度雲の上から静かな川の水面にオレンジ色の光を映していました。宮之浦大橋に立つとすぐ目の前には戦前に架けられたという趣のある宮之浦橋が、その背後に屋久島の深い山々が迫り、屋久島ならではのすばらしい景観がありました。
  早朝の宮之浦川風景    
 早朝の宮之浦川風景
 宮之浦橋(旧橋)    
 宮之浦橋
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生物多様性地域戦略
シンポジウム 
 
  鹿児島の歴史文化と多様な生き物たち
~生物多様性千戦略づくりを通じた地域おこしのススメ~
生物多様性地域戦略
シンポジウム チラシ
 
 
討議風景写真     
基調報告ディスカッション~生物多様性を生かした地域作りに向けて~ 
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第一回国際照葉樹林サミットIN綾    第一回 国際照葉樹林サミットIN綾
照葉樹林の特性(生物多様性)やそれが育んできた文化、森林の保全と利用への取り組みに関する情報の交換や交流を通じ、その重要性を再認識すると共葉樹林を次世代により良い形で引き継ぐ事を目的として「第一回国際照葉樹林サミット」を開催されました。
 
基調講演・全体討議風景      
基調講演・全体討議風景 
現地見学会     現地見学会
   
 
第一回国際照葉樹林サミットいN綾  見学会写真

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照葉樹林原生林シンポジウム    照葉樹林原生林シンポジウム
  鹿児島県大隅半島と宮崎県綾の照葉樹林についての交流を深める「照葉樹原生林のシンポジウム」が鹿屋市で開催されました。開催日 2008年11月22日
 討論では、大隅の照葉樹林について、かつては秘境といわれ鬱蒼とした常緑樹に覆われていたが、現在ではこれらの原始林が伐採されて、自然性の常緑樹は局所的に残っている。これらの残された自然林は「世界的に見て希少性のある地域であり、貴重な自然遺産として後生に引き継がねばならない」。「照葉樹林の生態系は縄文式文化を含む日本文化の基礎」、「人が生活出来る環境を発展させることが大事」。「大隅半島は九州の南方にあって日本の照葉樹のふるさと」。「世界遺産の屋久島”杉”に、大隅・綾の照葉樹を結び考え、霧島・屋久国立公園に入ることが大事」。「宮崎の綾と大隅の照葉樹林地帯を、一つの線として結び、互いに交流を深め、学術的・文化的・地球規模的に発展させ、後生に残そう」。などの意見や提言がなされました。
照葉樹林原生林シンポジウムチラシ   

 ※上記内容について これまで参加した照葉樹林サミット・シンポジウムを紹介しています。それぞれ公式内容を保証するものではありません。 


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