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屋久島の方言
種子島、屋久島地方を行政区の分け方で「熊毛郡」とよび、この両島は地形的にも言語的にも対照的な島である。地形的には屋久島は山を抱え男性的で種子島は平地が多くなだらかな島である。2007年(平成19年)、上屋久町・屋久町が合併し、屋久島町が発足。言語的には屋久島方言は種子島の方言に比べると鹿児島方言(薩隅)に近いといえる。

 屋久島方言の特徴
 屋久島方言にはバッテン系の接続語が分布し、「ですけれども」は「ジャーバッチ」となる。「モーチ(餅)、サート(砂糖)、ウーシ(牛) 飯茶わん→メシゴーキ、汁茶わん→スイゴーキ、しゃもじ→メシゲー、はし→ハーシ、ザル→ソーケと音をひっぱる傾向がある。屋久島には屋久島人の気質を表す「アロ」ということばがある。「そんなアロな風なことをするなバヨ」(そんな道化たことをするなヨ)」と言ったり「アロケル」「アドクレル」と動詞形で用いたりする。「アロケル」の原語は共通語の「アドケナイ」の「アド」で、「ダ行」の「ド」が「ロ」に変化した形である。屋久島では「ミーヅ」が「ミール」と発音されるのと同じことで、「ダ行」が「ラ行」に近い音で発音されることが多い。

屋久島探訪・屋久島の風景
屋久島は、鹿児島市から南西へ133km、佐多岬から南南西へ約70kmの海上に位置し、周囲105km、面積約500平方kmのほぼ円形をした島である。全島の90%以上が山岳部で占められている。海岸からすぐ急な高い山になっていて、九州一高い宮之浦岳(1935m)をはじめ、永田岳など1500m以上級の山々が30以上も続き、「洋上のアルプス」という呼び名もある。ひと月に35日雨が降るといわれるほど雨量が多く、この雨が豊かな自然を育んでいる。屋久島の気候は、亜熱帯から亜寒帯まで含まれ、ひとつの島で日本の南部から北部に生えている植物群をみることができる。世界自然遺産の屋久島は海、山、滝、屋久杉原生林など、すばらしい自然を体験できる。屋久杉原生林に一歩足を踏み入れると、太古の時代の深い原生林風景にカムバック。風雪に耐え、現在まで神秘的な命を保つ巨大な風格ある屋久杉や原生林内の倒木更新風景を目の当たりにすると大自然の営みに感動を覚える。
 
屋久島遠景宮之浦川に架かる旧宮之浦大橋

屋久島の奇峰「モッチョム岳」遠景。「日本最大の陰陽山」で山全体が性なる姿を表現しているとか。屋久島、種子島には「モッチョ」は「女陰」を表す隠語として残る。

屋久島のシンボル「縄文杉」。推定樹齢2170年から7200年、根回り43m、樹高25.3m。

「紀元杉」は推定樹齢3000年、樹高19.5m、幹周13.5m。
 
苔むした幽玄な世界が広がる白谷雲水峡原生林風景
林道で出合ったヤクザルとヤクシカ(屋久島の大型の野生動物はヤクザルとヤクシカだけだ)
・・・more  →屋久島探訪記

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