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 ちゃわんむしの歌
 
ちゃわんむしのうた

うんだもこら いけなもんや あたいげどん ちゃわんなんだ
 ひにひにさんども あるもんせば 
きれいなもんごわんさ 
ちゃわんについた むしじゃろかい 
めごなどけあるく むしじゃろかい
まこて げんねこっじゃ わっはっはー

ある茶店で客が「茶わんむし」を注文した。ところが主人、店員とも「茶わんむし」の料理名を知らない。主人は、客に出したお茶に虫がいたとかんちがい。店員をよびつけ「おまえは茶わんを洗ったのか。お客さんが茶わんに虫がついていると言いよるぞ」
店員は「日に日に三度も洗っているんです。いったいその虫は茶わんにひっついていた虫でしょうか。それともめごなどをはねあるく虫でしょうか。茶わんについている虫なら私の責任ですが。」と意気まくのに主客大笑いという一幕
 「ちゃわんむしのうた」方言考
うんだもこら(あらまあ)    いけなもんや(どうしたことでょう)   あたい(私)   まこて(まことに)
げんね(はずかしい) めご(めのあらいかご)


 うんだも(あらまあ) コラ いけなもんな(どうしたことか) 
あたいどんが(わたしのところの)茶碗なんだ 
日に日に三度も洗(あ)るもんせば(あらいますので)
きれいなもんごわんさ
茶碗についた虫じゃろかい 
目籠(めご)など蹴あるく 虫じゃろかい
ほんにゲンネこっじゃ ワッハッハ


茶碗蒸(卵とじ)のムシを虫と感ちがいした笑い話で、原作には最後のワッハッハは無く、また途中も多少ちがっている
ルーツは 
 鹿児島の俗謡。大正末期、石黒ヒデが姶良郡の小学校で学芸会の劇中唄として作られた。
石黒さんの娘、安子さんの話「不幸な生い立ちの少女の主人公の劇を母が作ったそうです。でもかなりセンチメンタルな内容だったので別の学校に転勤した翌年、最後の部分を作りなおし、そこで茶わんむしの歌をつけたそうです。吹雪の原から春の森へと抜け出て希望を見いだした少女らが、茶店へ入る。そこで茶わん蒸しを注文したところ、店の女性が「茶わん虫」と聞き違えた。」その後ヒデさんは教師を辞めて上京、50年あまりたって、ふるさとで茶わんむしが歌われているのを知ったという。・・・・・・ 1998・6・27南日本新聞記事から
茶碗蒸(卵とじ)のムシを虫と感ちがいした笑い話で、原作には最後のワッハッハは無く、また途中も多少ちがっている
楽譜
 
 
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