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鹿児島の方言 活動、取材、インタビュー
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「鹿児島の方言事情について」インタビュー | ||||||||||||||||||
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おもしろい単語 インタビュー風景 | ||||||||||||||||||
タワシを「ソラ」、空も「ソラ」・・・ | ||||||||||||||||||
タワシを「ソラ」、空も「ソラ」・・・おもしろい方言や残しておきたい方言を取材しました。 「空」ではない。「たわし(束子)」のこと。 若年層では使われないが高齢層では現在でも使われている。語源と由来は「ささら」の転義・訛り。「ささら」は「竹を細かく裂いて束ねたたわしのような物。なべなどの焦げ付きを落としたりする時使う」(日本語大辞典)とある。わらや縄(なわ)等で作った、ごつい手製のものは「わらぞら」という。 「もっと、ワラゾラで、ごいごい、こすらんこち、落ついもんか」(もっと、わらぞらで、ごしごしこすらないと、落ちないよ)。 |
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すんくじら あばてんね あったらし・・・ | ||||||||||||||||||
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あばてんね:たくさん。随分。大層。九州各地で使われる「あばかん」「あばきがとれん」と同意である。「あば」は「漁網を浮かすための樽」。「てんね」は「はけない如くの意」でそれほどたくさんという意味(九州方言辞典)。「あばきがとれん」の「あばく」は発(あば)くに一語で収まる。余る。などの意がある。「あばてんね」の「あばてん」は「あばかん」と同じくこの動詞の否定形とみる。アバカン転訛説。アバカンは「容器や空所に物がはいりきらない」「ものごとがさばききれないぐらい多い」という意味。「ぜんをあばてんねひこ もろた」(お金をすごくたくさん貰った)。しごっがアバテンネのこっちょい(しごとがたくさん残っている)。 |
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