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千里ヶ滝(千里の滝)霧島市

千里ヶ滝は、霧島川上流湯之野温泉近くの山深い渓谷にある。滝の特色は三段の滝で落差が75m(上段50m、中段20m、下段5m)と霧島山中で最も落差があり、水煙を上げながら一気に落ちる光景は圧巻だ。駐車場から急坂な歩道を約10分程進むと上段メイン滝の全景が見渡せる。時間と体力が許せば更に300m程下りた霧島第二発電所まで足を伸ばすと遊歩道橋から中段の滝、下段の滝が見渡せる。滝に向かう遊歩道一帯やまわりの山々は200年を超すと思われる赤松やモミ、ツガの針葉樹、スダジイやタブ等の照葉樹が幽玄で神秘的な雰囲気を醸し出している。探訪日 2010・9・14
 千里ヶ滝風景    道案内・遊歩道風景    滝一帯山々の風景

千里ヶ滝風景

上段の滝風景 滝幅は広くないが落差が大で、水煙をあげながら一気に落ちる様は圧巻だ。

遊歩道から眺めた下段の滝風景滝壺水面のエメラルドグリーンが印象的だ

遊歩道橋上から眺めた中段・下段の滝風景
千里ヶ滝以外にこんな滝も!
千里ヶ滝への案内・遊歩道風景
千里ヶ滝はえびの高原と霧島神宮の途中にあり、県道脇に立つ「千里ヶ滝入り口」の大きな標識が目印だ。舗装された狭い林道を数百メートル進むと駐車場に辿り着く。駐車場から滝まで約10分、更に滝の下流にある発電所付近まで約5分。遊歩道は急坂のため、パイプ手すり、落石防止のフェンス、屋根付きコンクリート等、通路の安全設備が施されている。変化に富んだ歩道だが、急坂なため登りがきついので覚悟しよう。
駐車場と滝入り口歩道付近の風景
コンクリートトンネルのめずらしい遊歩道
遊歩道はがけくずれや落石、地滑り予防のための諸施設が施されている。
遊歩道終点域にある電力施設と水門を兼ねた遊歩道橋
ps;千里ヶ滝の九州電力霧島第二発電所(水力発電)は送電開始が大正11年とかなり古い歴史を持つ。出力は560kw/秒。
千里ヶ滝一帯・山々の風景
千里ヶ滝一帯の山々は200年を超すと思われる赤松やモミ、ツガの針葉樹とスダジイやタブ等の照葉樹が混在し、美しく神秘的な雰囲気を醸し出している。
遊歩道内で目にしたモミやタブの巨木

針葉樹と広葉樹が織りなす美しい千里ヶ滝付近の山々の風景

千里ヶ滝下流域断崖の風景

→霧島の滝「犬飼の滝」 韓国岳探訪