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東串良ルーピン祭り東串良町

潮干狩り・演芸大会・柏原大相撲
柏原海岸砂丘地の面積約5ha、長さ約1kmにわたってルーピンの花の黄色い帯のじゅうたんが続く。このルーピンは、去年の秋、地元の人たちがボランティで種まきして育てたものだ。約100万本のルーピンの花が咲き誇る中、恒例の「東串良ルーピン祭り&潮干狩り」と柏原大相撲が開催され、町内外の親子連れ等およそ5千人の人出で賑わった。特別ステージでの演芸大会では空手演舞やバンド演奏、歌謡ショーがあり、花見気分で舞台を楽しむ風景が見られた。祭りの人気イベントのひとつ、潮干狩りは干潮時を見計らって午後1時に一斉にスタート。事前に放流されたアサリを夢中になって探す親子連れ等の潮干狩りを楽しむ風景が見られた。初夏を思わせる好天気のせいもあり、1kmにおよぶ海岸の砂地は潮干狩りの人で埋め尽くされ、例年を上回る人出で賑わった。
柏原海岸の松林内では250年余りの歴史を持つ伝統行事の柏原大相撲が開催された。地元婦人による相撲甚句踊りがあり、子供相撲大会や県内の高校相撲部の招待相撲・対抗戦など熱戦が繰り広げられた。同日は、志布志石油備蓄基地体験見学会も開催された。探訪日 2009年4月12日(日)

海岸線に沿って約1kmも続くルーピンの花の帯通路の人並みは潮干狩りに向かう人々。


潮干狩りで賑わう海岸風景後方に柏原大橋と志布志石油備蓄基地を望む。

熊手やスコップ、素手で砂地を掘り返し、放流されたアサリを探す人々

初夏並みの陽気に恵まれたこの日、柏原海岸は家族連れ等の大勢の潮干狩りを楽しむ人々で賑わった。


さわやかな潮風を受け、花見気分で演芸大会を楽しんでいる風景

のどかなポニーの花馬車遊覧風景
柏原大相撲
250年余の歴史を持つ伝統行事、柏原大相撲が東串良ルーピン祭りの一環として開催された。豊漁と安全の祈りを込めた柏原大相撲は漁願相撲(りょうがんずもう)ともよばれ、長い歴史と伝統を持つ相撲大会だ。東西の力士が塩で清めた土俵で取り組む、この取り組みが魚を網に取り込むにつながり、縁起がよいというのである。これまで地元の婦人も参加するユニークな相撲として毎年11月上旬に開催されていたが、ルーピン祭りとセットで開催されるようになり、今年で3年目を迎える。今年の柏原大相撲は地元婦人による相撲甚句踊り、東串良町少年相撲、県下少年相撲、県下中学生相撲、県下高校相撲、一般相撲、三役相撲等が主な内容になっていた。地元の婦人がつくった力飯が見学者にも振る舞われ、おいしくいただいた。このにぎり飯を食べると力士のように体が強くなると伝えられる。

地元婦人によって踊られる相撲甚句踊り風景。踊りでは,人気力士の名入りの化粧まわしをつけ、三味線や太鼓の囃子にのって踊る様は,ユーモラスで豪快である。


相撲会場入り口の松林風景

土俵周辺は出店が立ち並び、賑わう。

相撲甚句踊りが始まると会場は一気に和やかな雰囲気に包まれる。踊り手は地元の婦人

県下子供相撲大会や県内の高校相撲部の招待相撲・対抗戦など熱戦が繰り広げられた。

追記:ルーピンの開花が例年より早く、花は満開を過ぎていたが好天に恵まれ、例年より人出は多かったようだ。特に、初夏を思わせる天候のもと、潮干狩りには海岸を埋め尽くすほどの相当数の人が訪れ、終日賑わっていた。

「東串良ルーピン祭り&潮干狩り」(東串良町商工会主催)/ 柏原大相撲(東串良町相撲連盟主催)

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