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大賀ハス(オオガハス)鹿屋市串良

串良の初夏の風物詩「オオガハス」
串良総合支所駐車場前の小さな堀の一角に鮮やかな紅色の大賀(おおが)ハスが花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませている。大賀ハスは6月下旬から7月にかけて開花がみられ、串良町の夏の風物詩だ。大賀ハスは1951年(昭和26年)に、植物学者の故大賀一郎博士が千葉県千葉市の検見(けみ)川にある落合遺跡の土器に残っていた約2000年前と推定される古代ハスの実を発見し、開花させたハスだ。このハスが「世界最古の花・生命の復活」として、博士の姓を採って「大賀ハス」と命名され、全国に株分けされた。串良のオオガハスは有明町出身の元教師故国分重春さんが、知人から株分けしてもらったものを、昭和58年に串良小学校跡地の堀のいづつに植え込まれたものとされる。2000年以上自然交配されず、毎年株分けして育てられてきたことから植物学的に大変価値があり、2011年2月23日に鹿屋市の文化財(天然記念物)に指定された。近年、ここ大賀ハスの株が鹿屋市田崎町の水辺の広場にある田崎池に分株され元気に育っている。2011/6/17     最終探訪日 2013/07/04

2013串良大賀ハス開花情報 
 
2013年7月4日 オオガハス開花状況 今年は昨年の同日と比べて開花が遅れているようです。
 大賀ハス開花風景

串良のオオガハス  2012/07/04
 次から次へとつぼみが立ち上がり鮮やかなピンクの花を咲かせる。一つの花の寿命は2日から3日ほどで6月下旬から7月にかけて花を咲かせる。
開花したオオガハス
開花したハスの花の中を覗くとハチの巣の形をした花托が見える。この花托が蜂の巣に似ていることから「はす」の呼名はハチの巣の転訛とされる。


6月末から7月にかけて開花する大賀ハスは串良の夏の風物詩だ。町民会館前の小さな堀に咲く大賀ハス

開花後のハスの花茎と開花直前のハスの花茎
開花直前の鮮やかな紅色のつぼみ早朝に開花して午後には閉じる。

直径1mのいづつに植え込まれた大賀ハス

史跡「仮屋跡」門前の大賀ハス全景

鹿屋市文化財天然記念物に指定 (指定日 2011年2月23日)
この地の大賀ハスは2000年以上自然交配されていないことが植物学的にも大変価値があることから2011年(平成23年)2月23日に鹿屋市の新指定文化財となった。

現地に立てられた案内説明板

大賀ハス説明板