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宿利原の寒干大根・ライトアップイベント風景錦江町宿利原地区

冬の風物詩 錦江町宿利原の寒干大根・大根やぐらライトアップ
師走に入ると錦江町宿利原特産の寒干大根の生産が最盛期を迎える。大根の寒干し作業は12月初旬から2月初旬まで続けられ、冬の風物詩となっている。収穫された大根は、毎年各農家が竹と木の材料で作られた10段ほどの高さ約7m、長さ約30mから50m、長いやぐらは100メートルを越える大きな櫓(やぐら)に吊るされる。約2週間ほどかけて乾燥させ、漬物用の大根として出荷される。宿利原の土壌が大根栽培に適しており、錦江湾から吹き上げる冷たく乾いた潮風も、大根の寒干しに好条件だという。毎年12月に入り、クリスマスが近づく頃になると地域活性化事業のひとつとして、地元公民館の主催で開催。錦江町宿利原農村公園周辺で大根やぐらライトアップイベントが盛大に開かれる。会場では抽選会や特産品販売、音楽演奏や神舞の舞台、豚汁振る舞いが行われ、町内外のたくさんの人出で賑わう。
 大根干しやぐら ライトアップイベント
 大根干しやぐら風景  冠雪大根やぐら風景  ライトアップ風景
 イベント風景 大根干し作業風景   郷土芸能  
寒干大根やぐら風景
冬の風物詩、宿利原地区の漬物用の大根天日干し作業は11月中旬から2月初旬まで続けられる。12月に入り、クリスマスが近づく頃になると錦江町宿利原農村公園周辺で大根やぐらライトアップイベントが開かれ、寒干し大根の最盛期を迎える。

大根寒干し作業とやぐら風景  (10/12/18)

大根寒干しやぐら風景 (10/12/18) 一帯には30基ほどのやぐらが点在する。

雲海に沈む太陽と大根やぐら風景 (10/12/18)

干し大根と夕暮れ風景 (10/12/18)

宿利原の大根畑とやぐら風景。高さ約7m長さ約50mのやぐらに約2万本の大根が吊される。

寒干し大根やぐらと作業風景
 大根干しやぐら風景
   
 大根畑とやぐら風景  2013・12・14 
   
大根干しやぐらと西方向に鹿児島湾・開聞岳を望む。 
 
やぐら内の大根吊し(干し)風景

大根干し雪やぐら風景
南国鹿児島は、2010年の大晦日と2011年の元日の両日にわたって、例年にない大雪に見舞われた。冬の風物詩となっている大根干しの宿利原一帯は、一面、白銀の世界となり、雪をかぶった大根ヤグラが美しい景観を呈していた。 南国鹿児島ではめったに見ることのできない冠雪した大根干し風景だが生産者にとっては大根干しに悪い影響があり、喜べない心境を察する。 2011年1月1日

白銀の世界を美しく飾る大根干し風景

大根干しやぐらと風雪紋。錦江湾から吹き上げる強い寒風が美しい風雪紋を作りあげる。

白銀の世界と大根干しやぐら風景

寒干し大根と雪のオブジェ。白い大根も雪の白さにはかなわない。
ライトアップ風景寒干し大根やぐらライトアップ風景   最上段へ↑
漬物用大根数万本(1万から2万本)が高さやく6m、長さ30から60m の三角やぐら約20基が色とりどりの光で照らされるとそこには幻想的な世界が浮かび上がる。 
ライトアップ風景
 
色とりどりの光でライトアップされたやぐらの外観  2013年
   
ライトアップされたやぐらの内側の風景 
   
 幻想的なライトアップ風景
 
ライトアップ鑑賞
 2010ライトアップ風景
錦江町宿利原の2010年度大根やぐらライトアップが12月17日、18日両日に渡って実施された。地域活性化と大根作りをPRしようと始められ、昨年に引き続き2年目。午後6時過ぎ、錦江町宿利原農村公園周辺の大根やぐらがライトアップされると幻想的な白い三角屋根が夜空に浮かび上がった。

ライトアップされた大根やぐら

やぐらにライトアップされた光と月光が交錯し、幻想的な風景が浮かび上がる。

大根やぐら内の隙間から白く輝く月を望む。

月光と干したて大根のやぐら風景

イルミネーションと大根ライトアップ風景
ライトアップイベント会場風景  最上段へ↑
 
 2016年大根まつりちらし  2016・12・17
  2016ライトアップイベント風景
 会場の錦江町宿利原農村公園周辺では午後5時を合図にイベント開会宣言がなされ、午後6時にはやぐらにライトが点灯され、幻想的なやぐらが浮かびあがった。メインの広場には干し大根や農産物加工品等の販売が行われ、お目当ての干し大根販売テント前には長い行列ができていた。舞台では地元子どもたちの大根日記紙芝居があり、リトルチェリーズの素敵なジャズ演奏や太鼓演奏が会場を盛り上げた。振る舞いの豚汁をいただきながら最高の大根やぐらライトアップの一夜を楽しんだ。地元公民館主催による大根やぐらライトアップイベントは今年で8回目となる。
 
演奏風景
 2013ライトアップイベント風景
  会場の広場やテントでは抽選会や特産品販売が行われ賑わった。
 
 
   
2010ライトアップイベント風景 
大根やぐらライトアップ二日目は会場を近くの宿利原学習センター(宿利原中学校跡地)に移し、多彩なイベントが催された。漬け物や地元の農産物、特産品が販売され、会場の舞台ではアルトサックスの演奏、地元旗山神社の神舞、宿利原地区の伝統芸能「薩女踊り」が発表され、イベントを盛り上げた。会場はキャンドルアート、かがり火、イルミネーションなど色とりどりの光が輝き、幻想的な雰囲気に包まれた。無料で振る舞われたお茶と豚汁で寒い体をあたためながら師走の一夜を大根ライトアップのイベントで楽しんだ。

1200個のキャンドルアート、イルミネーションツリー、かがり火が会場を幻想的な雰囲気に包み込む。

イベント会場の干し大根風景。テント内では地元産の農産物、特産品が販売された。

無料配布の豚汁

地元野菜や地元特産品の販売風景
漬け物格安販売コーナーは行列ができるほどの盛況振り

2009寒干し大根やぐらライトアップイベント  最上段へ↑
地域活性化事業の一環として、第一回の寒干大根ライトアップイベントが2009年12月19日、20日の両日、錦江町の宿利原地区で開催された。ライトアップイベント開催時刻の18時になると、宿利原農村公園付近に宿利原地区民や見学者が次々に訪れ、寒干大根やぐらライトアップの幻想的な光景を楽しんだ。公園一角の大根やぐらのテント内では、来訪者にあたたかい豚汁がふるまわれ、寒い一夜をあたたかく過ごした。

闇の中のあちこちに、大根やぐらの幻想的なライトアップ光景が浮かび上がる。

ライトアップされた大根やぐらの隙間から暗闇の外界を望む。

ライトアップされた大根やぐらの中でハイパチリ!

装飾された宿利原公園一角のメイン会場

テント風に改造された大根やぐらは地区民交流のサロンに変身。テントの中では、抽選会、豚汁やヤキイモの無料配布、大根製品等の販売が行われ、賑わった。

大根干し作業風景(大根収穫から工場へ出荷するまでの作業) 最上段へ↑ 
宿利原地区の大根は葉タバコとの二毛作で10月に植え付けられ、寒干しされて、漬け物などの加工用に出荷される。畑で収穫された大根が、寒干しされて、工場へ出荷されるまでにいくつかの作業過程があり、農家の人たちの苦労が伝わる。

@機械による大根収穫

A収穫した大根を並べる

B並べた大根を集める

集められた大根
C集められた大根二本を一組にして紐でくくる(機械作業)
D最後に水洗いをして寒干し準備OK

E寒干し作業は基本的に二人一組。一人が二股の長い棒を括られた二本の大根の間にさし込み、やぐらの干し手にわたす。二人の連携と高度な技が要求される作業だ。

やぐらに吊され、10日から2週間ぐらいかけて乾燥を待つ。天候や気温が大きく影響する
F切り落とし作業風景。乾燥した大根は葉やひげ根が切り落とされ、トラックに積まれ選別所へ。最後は選別所から漬け物工場へ。

大根ライトアップイベント舞台で発表された「神舞」「薩女踊り」の郷土芸能 最上段へ↑
旗山神社に奉納される神舞

山神鬼神舞(やまんかんきじんまい)

山神鬼神舞(やまんかんきじんまい)

鬼神舞

霧島鬼神舞

薩女踊り
明治時代に錦江町宿利原地区に伝わったとされる「薩女踊り」は、ゆかたの着物に陣笠の出で立ちで、短い薙刀を持ち、ガラガラ音のでる棒を振りながら踊る。棒踊りが男子の踊りなのに対し、薩女踊りは、女子の踊りである。四人一組、二列に並んで向き合い、交差しながら踊る宿利原地域の伝統芸能のひとつだ。

二列四人一組が基本

前後交差しながら踊る

服装は白たびをはいて陣笠にゆかたの着物

持ち物は左手に短い薙刀、右手に鳴り物道具の棒

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