ふるさと探訪記TOPへ

塚崎の大クス・塚崎古墳群肝付町

塚崎の大クス【国指定天然記念物 昭和15年2月10日】塚崎のクスは塚崎古墳群一号墳(円墳)の上に生えていて国の天然記念物となっている。蒲生の大クス、志布志山宮神社の大クスに次ぐ巨木で、樹齢推定1200年から1300年以上といわれ、高さ25メートル、目通り幹廻り約14メートル。塚崎大塚神社の神木とされ、地域の崇敬受けている。現在も樹勢が盛んで樹上にはオオタニワタリをはじめ多くの植物が着床している。      
 大隅歴史探訪ツアーで最近の大クスを見学しました。太規模な養生が行われ、木の様子が一変し、木道も設置されていました。 2013/01/17
 
説明を聞く歴史探訪ツアー者見学と保護のための木道も設置され、パワースポットとしても注目を集めている。
 
周りの人物と比しても木の大きさが実感できます。
 
養生して樹勢も益々元気な塚崎のオオクス

実はこのオオクスは国指定史跡の塚崎古墳群一号墳(円墳)の上に生えている全国でもめずらしい巨木なんです。
 「塚崎の大クスと塚崎の古墳群」は肝付町主催の「梅雨(つゆ)したアジまつりバスツアー」に参加して取材しました。下記注   探訪日 2008年6月18日

推定樹齢1200年から1300年、高さ25メートル、目通り幹廻り約14メートルの塚崎の大クス

塚崎古墳群一号墳(円墳)の上に生えている国の天然記念物塚崎の大クス。

50種余りの植物が着生している塚崎の大クス。

クスの木に着床しているオオタニワタリ

塚崎古墳群

塚崎古墳群【昭和20年2月22日 国指定史跡】
塚崎古墳群は肝属町野崎塚崎にあり、文化財保護法により史跡に指定されている。
この古墳群は、内之浦へ通ずる県道の両側にあって現在44基、このうち5基が前方後円墳で、円墳39基が残っている。円墳の42号墳は直径65メートル、高さ6.5メートルあり花牟礼にある。39号墳は墳長80メートル、高さ約10メートルもあり同じく花牟礼にある。この他に約10余基の地下式横穴墓が確認されている。この地域からは弥生時代の住居跡も発見されており、弥生時代に発展し、古墳時代になってから急速に組織化された集団の地帯であると思われる。塚崎古墳群は隣町東串良の唐仁古墳群、横瀬古墳群と一直線上にある関連の古墳群で古代文化の優位性を物語っている。
塚崎古墳群史跡表示石。塚崎古墳群は、内之浦へ通ずる県道の両側ある。。

塚崎古墳群案内板

畑の中に原形を止めて保存されている古墳群
肝付町立歴史民族資料館

塚崎古墳群の一角に位置し、町内から出土した多くの考古資料や歴史・民族資料などが保存、展示されている。

注;春先から梅雨明けまでのアジは一年で最も脂が乗り、地元では「梅雨(つゆ)したアジ」と呼んで珍重する。地元の内之浦観光協会が今年初めて「梅雨したアジまつり」を企画。「梅雨(つゆ)したアジまつりバスツアー」もその一環として計画された。ツアー行程は次の通り  塚崎の古墳群、塚崎の大クス、歴史資料館等の見学と説明→昼食アジ定食→内之浦宇宙空間観測所見学と説明