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山宮神社(志布志の大クス・春祭り志布志市

志布志山宮神社の大クス【国指定天然記念物 昭和16年11月13日指定】
志布志市山宮神社の境内にある大クスは、推定樹齢約1300年、根廻り3225メートル、樹高23.6メートルもあり昭和16年に国の天然記念物に指定されている。山宮神社は奈良時代(約1300年前)の創建と伝えられ、境内のクスは天智天皇の御手植えとの伝説が残る。ほかに樹齢300年の広葉杉などの大木が茂っており雄大な景観を呈している。探訪日・写真撮影日 2008年6月20日

志布志山宮神社の大クス


志布志市の北西部にある山宮神社と境内にある日本有数の大クス

クスノキの巨樹の通例であるように、この木もまた根の肥大が凄まじく、その根本に大きな空洞をもつことから、地域住民からは「トトロの木」として親しまれている。

地上4mほどのところで6本の大枝に分かれ、その枝先は東西に43m、南北に33mにもなり、国内の大クスの中でも樹形が正しく樹勢が旺盛であることから、その姿は日本一とも言われている。

安楽山宮神社春祭り
志布志市安楽山宮神社の春祭りは、その年の豊作を祈願する祭りで、  が指定されている。古くは旧正月の卯の日に、現在は2月第二土・日に行われ、正月踊り、打植祭、カギヒキなどさまざまな民俗芸能が奉納された。2月14日の山宮神社の春祭りでは、お田植え行事、浜下りなどの神事、正月踊りが奉納された。2月15日は安楽(やすら)神社で「打植祭」が行われ、その中で「田打」「牛使い」「種まき」「田植え舞」「田の神参拝」等のあと名物の「カギヒキ」が行われ、最後に正月踊りが奉納された。山宮神社は「男」、安楽神社は「女」の神様が祭られ、二つの行事は一体とされている。
特に黒ずきんを着けた白黒の装束の正月踊りが特徴だ。この正月踊りは境内だけでの踊りでなく、「庭回い」といって、安楽校区内の九つの自治会を踊り、回る。正月踊りは、九つの踊りからなり、最後はハンヤ節系のにぎやかな踊りとなり、踊りを締めくくる。踊り連は小学生、中学生、高校生、成人によって構成されている。
山宮神社春祭りは、その年の豊年を祈願する祈念祭で、極めて古い起源をもつものといわれています。現在は2月の第2土曜日に山宮神社で、翌日曜日に安楽(やすら)神社で行われています。
 山宮神社の春祭りでは、「お田植」といって、稲に似せた竹串を境内に植える行事や、浜下りがあります。安楽神社では、境内を田に見たてて水鍬で耕す「田打」、牛面を被ってモカを引く「牛使い」、種籾をまく「種まき」があります。また拝殿の中では、モロムギの枝をもった神職によって舞われる「田植舞」があります。境内では青壮年たちが、田を打つカギで「カギヒキ」をします。いずれの祭りでも、黒頭巾で覆面し、紋付羽織にモモヒキ姿で踊る「正月踊り」が行われます。正月踊りは、出端(では)・お市後家じょ(おいちごけじょ)など9つの踊りからなり、古くは南九州の近郷近在から踊りを奉納にきていたものでしたが、明治以降地元の青年によって受け継がれています。
山宮神社の春祭りは、古くは旧正月の卯の日に、現在は2月17日に行われる。当日に山宮神社の御輿が安楽(やすら)神社に下り、翌日の辰の日に、安楽神社で打植祭を行った後、御輿は山宮神社に戻る。これは、その年の豊作を祈願する祈年祭であり、古い起源を持つものである。
 山宮神社では「お田植」と呼ばれる、稲に似せた竹串を境内に植える神事や浜下りが行われる。安楽神社では
カギヒキ」、「正月踊り」が行われるほか、境内を田に見立て、水鍬で耕す田打、牛の面を被ってモカを引く牛使い、種籾をまく種まき」などが行われる。
 正月踊りは、9つの踊りからなる。モモヒキに黒の紋付、博多帯を締め、頭には黒のお高祖頭布で三角の白布を後ろから前に結び、大きな手甲の脚胖、黒足袋などを身に着ける。古くは南九州の近郷近在より踊りが奉納されたが、明治以降は地元の青年に受け継がれている。
 カギヒキは拝殿横の境内で行われる。上(かみ)と下(しも)それぞれ3名に分かれ、カシの枝で作られた
カギを引き合う。上が勝つと豊作、下が勝つと豊漁に恵まれるといわれている。
境内内に設置された案内板
山宮神社境内の仁王像
ps;山宮神社は、国指定重要文化財の唐草鴛鴦(えんおう)文様銅鏡をはじめ古境百面を宝蔵している。