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金浜海岸鹿屋市高須町

金浜海岸は 高須の町から1km北寄りの鹿屋体育大学の海洋スポーツセンター近く、国道鵜220号線沿いの波静かで風光明媚な砂丘海岸である。ここ金浜(かねはま)海岸は、第二次世界大戦後占領軍が上陸した地点で近年、戦跡遺産として上陸記念碑が建立されている。

進駐軍上陸の碑

 太平洋戦争終決後の1945年(昭和20年)9月4日、進駐軍が高須の金浜海岸に日本本土初上陸した。反戦平和の願いを込めて高須町内会により、ここ金浜に進駐軍上陸地の碑が建立された。

目印の海洋スポーツセンター

進駐軍上陸地点の碑
高須の町から古江方向68号線の佐多街道線沿いの海洋センターを過ぎると左手に進駐軍上陸地点の碑が建つ。
 
進駐軍上陸地の碑
   
此所(ここ)は、昭和二十年(一九四五)九月四日、 太平洋戦争終結(八月十五日)間もない時に、
日本本土で最初に、進駐軍アメリカ海兵隊主力 二五○○人が 、この「金浜海岸」に上陸、世界が注目した地です。 その時 我が古里に在りし者、 い出し者、すべての「高須町民」が味わった 万感胸に迫る悲痛な思いは 他に比べることのできない 世紀の一大痛恨時で ありました。
私どもは このことを末長く後世に伝える為に 、ここに決意を新たに 「反戦平和」の願いを込めて
この碑を建立するもので あります。
平成十三年(二○○一)三月
金浜「進駐軍上陸地の碑」建立期生会 高須町内会


「腰の下 軍靴に怯ゆ町民の  声を再び 君は起こすな」
「腰の下嘆き悲しむ町民の  声を忘るな 君きみたちは」.
「閉ぢこめし軍靴の響き金浜の 波を叩くな風よ開けるな」


金浜海岸
 浜田・高須海岸から古江までの佐多街道68号線沿いには、荒平天神など美しい海岸の景勝地が続く。金浜海岸もその一つだ。

白砂の海岸が続く風光明媚な金浜海岸
 
 海岸への降り口が記念碑の裏側にあった。梯子を使って海岸に降り立つと目の前に鹿児島湾の大海原と赤色溶結凝灰岩の断崖絶壁があった。
 
荒平石と呼ばれる赤色溶結凝灰岩の金浜海岸と断崖絶壁
 
遠くの白い建物が海洋センター

高須の風景


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