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横岳(高隈山系)鹿児島県垂水市・鹿屋市

横岳と万滝を巡る
横岳は高隈連山の一峰で標高1094m。横岳山頂へは国立大隅青少年自然の家のキャンプ場登山口から入山した。とんがり山をこえて林道出合へ。林道を横切り、ロープ付の急坂や尾根歩きのアップダウンを繰り返しながら31番縦走路出合へ。更に、稜線のガレ場と樹林内を進むと視界が開け、横岳山頂が見えてきた。樹林内には点在ながらモミノキとブナの大木を目にすることができた。山頂は大パノラマとなっていて高隈山系の山々を一目瞭然に見渡すことができた。山頂で昼食とコーヒータイム。帰路は林道から下降して万滝へ。この日は水量も多く、50mほどの高さから、巨大な岩盤上を勢いよく流れ落ちる迫力満点の滝に圧倒された。滝でマイナスイオンをたっぷり浴びて無事帰路へ。 登山日 2011/12/11

横岳山頂   2011/12/11
横岳山容風景 行程・登山記 登山道の木々・草花 雑感

横岳山容風景

高隈山御岳から眺望する横岳と双子岳

大篦柄岳山腹から眺望する高隈山系

桜島有村展望台から眺望する高隈山系
行程と登山記
期日:2011年(平23年)12月11日(日)晴れ      同行者:8名
行程:青少年自然の家キャンプ場集合 キャンプ場登山口(08:41)→林道出合(10:05)→縦走路出合(10:55)→横岳山頂(11:35〜12:10)→林道出合(13:00)→万滝下降点(13:30)→万滝(14:05)→さしば小屋(15:05)→キャンプ場登山口(15:30)
行程詳細
駐車場からキャンプ場登山口へ50m、いきなりとんがり山の急坂が待っていた。15分程歩いて目安のさしば小屋へ。小屋近くの四差路道標からロープ付の急坂や緩やかな尾根を歩き林道出合へ、ここでしばし休憩。林道出合からロープ付の急坂や尾根歩きのアップダウンを繰り返しながら31番縦走路出合へ。更に、稜線のガレ場と樹林内を進むと視界が開け、横岳山頂が見えてきた。樹林内には点在ながらモミノキとブナの大木を目にすることができた。最後の急坂をひと登りすると目の前がパッと明るくなり、山頂到達の瞬間だ。林道出合から約80分。山頂は大パノラマとなっており高隈山系の山々を一目瞭然に見渡すことができた。横岳からの下り口はかなり急傾斜でロープにぶら下がる格好で下りた。万滝へは林道の万滝道標から下降。万滝は約50mの高さから流れ落ちる迫力満点の滝だった。帰路はさしば小屋近くの四差路道標を目指し、キャンプ場登山口へ。

駐車場出発 キャンプ場を目指す

キャンプ場は駐車場から5分

案内道標とんがり山から入山

20分程歩いてさしば小屋へ

小屋近く四差路に設置の道標

急坂を登る

林道出合

林道を横切って登山口から山頂を目指す

31番、縦走路出合

横岳山頂が見えてきたぞ

白山林道分岐

山頂付近の明かり、胸が躍る瞬間だ

横岳山頂到着

山頂付近の祠とアセビ

山頂から高隈連山を望む
山頂で弁当とコーヒータイム万滝へ向かう

33番 平岳・万滝分岐

下山途中山腹から山頂をふり返る

林道出合

林道から眺めた横岳

万滝下降点道標

沢音を聞きながら万滝目指して下降路に入る

コースのメインのひとつ、万滝。50mほどの高さから、巨大な岩盤上を二筋にに分かれて勢いよく流れ落ちる迫力満点の滝だ。 →別窓万滝へ

万滝からさしば小屋近くの四差路を目指す

さしば小屋近く四差路の道標まで1時間ここからキャンプ場登山口へ
登山道で出合った木々・草花
樹林内はほとんど照葉樹二次林やスギ等の人口林であるが、点在ながらかつての原生林を偲ばせるスダジイの巨木や南限とされるブナ、モミノキと出合うことができた。
樹林内にわずかに点在する照葉樹スダジイの巨木
万滝からキャンプ場へ向かう途中にあるスダジイの巨木
分布の南限とされるブナの大木。かつては高隈山山頂一帯にはブナの原生林が存在していたという。乱伐に次ぐ乱伐でブナの原生林は高隈山から消えてしまった。
こちらはブナとちがって直立不動、まっすぐ天を突き刺して伸びるモミの木。モミの木もかつての高隈山原生林生態を形成する樹種のひとつであった。


ミヤマシキミ

サルトリイバラ

ムラサキシキブ

ヤブコウジ
花の少ない時期の冬山登山道でミヤマシキミ、ムラサキシキブ、サルトリイバラ等の実物やツバキの花がつかれた体をいやしてくれた。
雑感
携帯の歩数は20680をカウント、歩行距離約10km。歩行時間は標準の四時間半をかなりオーバーしていたが老体に鞭うって無事下山できたことを喜びたい。山頂でいただいたあたたかいコーヒーが格別おいしかった。自然と山仲間に、そしてリーダーのK氏に感謝。時間の関係で平岳へは立ち寄れなかったが次回の楽しみとしよう。
お礼:今回の登山リーダーのKさんから同行写真と登頂証のハガキをいただきありがとうございました。

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