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大隅半島のシラスについて
厚さ100m、県本土の50%を占める
鹿児島県はシラス台地と火山が県民の生活に多大な影響を及ぼしています。離島を含め多くの活火山が有り、その列に沿うように温泉が大量に湧出しており、全国でも有数の温泉地帯となっております。
シラスは、本土の面積の約50%を占め、鹿児島湾周辺で厚さ10m〜200mの台地を形成しています。
シラスとはもともと白色砂質堆積物を指す鹿児島地方の方言に由来しており、今では地形・地質・土木の世界で使われています。「TSUNAMI」ほどではありませんが、ローマ字でそのまま世界に通用しているそうです。
シラスの噴火は、鹿児島湾奥の姶良カルデラで約二万五千年前氷河時代の真っ只中に発生した歴史上類を見ないほどの超巨大噴火で発生した入戸火砕流によるものと言われており、南九州の大半をおおって堆積しました。
大隅半島にはこの大量に堆積したシラス層の下に大隅降下軽石と呼ばれるものが眠っています。
大隅降下軽石とは・・・・・
大隅降下軽石とは、姶良カルデラがシラスを噴き出す直前に降らせた噴出物です。このシラス層の下層に位置し、白色〜明灰色の軽石からなり、比較的固いのが特徴です。化学組成や鉱物組成はシラスとほぼ同等であると言われています。
この軽石はふるい分けすることで、日本工業規格(JIS)の適合品になることから、建設・建築材料の他、ジーンズのストーンウォッシュ用、汚水処理用、垢すり用、バンカー砂などに利用されており、鹿児島県で年間約16万6千トン(1997年)が出荷されています。
参考文献
鹿児島県工業技術センター研究成果発表会予稿集(2002)シラスの工業利用に関する研究
