ふるさと歌探訪     top
 郷土にのこる歌〜ふるさと鹿屋音頭〜
ふるさとのうたの中には、当時の風景や風物、文化等の歴史が詠み込まれた郷土の歌がある。鹿屋音頭もそんなうたのひとつだ。原曲の鹿屋音頭は1972年、鹿屋市が国民体育大会で大隅湖がボートの会場になったのを記念してつくられ、その後、鹿屋市政30周年を記念して、歌詞を少し変え、「新鹿屋音頭」がつくられた(※1)。3番の歌詞、「赤いカンナは鹿屋のこころ」と歌い込まれ、現在の「バラの町鹿屋」のキャッチフレーズとそぐわなくなってきている(※2)。そこで、レコードの版権を持つ十字屋と交渉し、著作権をクリア。.現代に合う内容に歌詞を補詩して、「ふるさとかのや音頭」の曲名で「かのや音頭」のカバー曲をつくった(※3)。  サイトアップ日 2015/11/8
 
 ふるさと鹿屋音頭    作曲: 土肥宣展  歌詞:内与詩守  補詩:坂田勝

1,ハアー アーアーアー 森の中から  鹿屋は開けて
 はれる高隈 そよぐ 風   水も豊かな  肝属平野  
 実りうれしい 心はずませ  ソーレソレソレ  ふるさとよ

2,ハアー アーアーアー  二才もそろたよ おごじょもそろた 
 お郷ぐるみの 夏祭り 祗園みこしが 幸せかつぎゃ 
 まこち愉快な まこち愉快な   ソーレソレソレ ハンヤ節

3,ハアー アーアーアー  花がさいたよ 霧島ヶ丘
 きょうも平和の 花がさく  バラの香りは 鹿屋の心 
 だれに あげましょ おはんに あげましょ ソーレソレソレ バラの町 
新鹿屋音頭の歌詞と原譜<十字屋提供>
   
補説:「鹿屋音頭」「新鹿屋音頭」「ふるさと鹿屋音頭」について
※1、「鹿屋音頭」一番の歌詞:「夢の国体高隈ダムの・・・ 
原曲の鹿屋音頭は、1972年、鹿屋市が国民体育大会で大隅湖がボートの会場になったのを記念してつくられたが、もうすぐ一巡して、次の大会が鹿児島で開催される時期にきている。
※2、「新鹿屋音頭」三番の歌詞:「赤いカンナは鹿屋のこころ」
1967年2月、 当時の鹿屋市の花が「カンナ」、木が「クスノキ」と制定される。 その後、1993年3月、 霧島ヶ丘公園内に『かのやバラ園』が開園され、これまでの市花「カンナ」から、キャッチフレーズ「バラの町鹿屋」として現在にいたり、歌詞が現状とそぐわなくなってきている
※3「ふるさと鹿屋音頭」について
歌詞が現状に合わず今は歌われなくなったがかつては運動会の踊りやイベント等でも歌われ、市民に馴染みのある歌なので版権を持つ十字屋の快諾のもと、歌詞を編集して、「ふるさと鹿屋音頭」とした。現在、ボランティア福祉活動や地元おおすみFMラジオ等で紹介活動をしている。
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