ケナフを教材とした教育活動例

学年 教科・領  域 単     元  学     習     活     動
1年 生 活 秋と遊ぼう
・木の葉や木のみ
で遊ぼう
ケナフの葉や幹で遊ぶものを作る。
冬と遊ぼう
・作って遊ぼう
ケナフの幹でおもちゃを作って遊ぶ。
図画工作   くみあわせると ケナフなど身近な材料を使って、材料の特徴や形を生かして生き物に仕立てる。
2年 生 活 作って遊ぼう
・船をつくろう
ケナフの幹を材料にして船をつくり、川やプールに浮かべて遊ぶ。
おもちゃのゆうえんち 手作りはがきにチャレンジしよう。
図画工作 つるでかざる つるやえだなど身の回りの材料を使って、身の回りをかざるかざりを作る。
  (ケナフの葉・花・幹)
3年 理 科 草花のたねをまこう
花と実を調べよう
ケナフの種をまき、育てたり観察してケナフの成長過程を調べる。
図画工作 遊びを広げて ケナフのわくを材料の一部にして虫かごを作る。
4年 理 科 あたたかくなると
暑くなると
すずしくなると
寒くなると
ケナフやヘチマの栽培・観察活動を通して植物や木の成長の様子を一年の季節の流れでつかむ。
ケナフとヘチマの成長のちがいを調べる。
発芽、開花、種子の成熟などをとらえる。
図画工作 まほうの手 すすきや糸やひも、ケナフの皮などの線材で編んだり組んだりして新しい形を生み出し作品を作って楽しむ。
なぞのひょう本 発泡スチロール等のリサイクル材料やケナフの皮、幹など身近にある材料を生かして自分のすきななぞの標本を作る。
道 徳 自然のすばらしさ「たねのふしぎ」 自然のすばらしさを考え、植物の大切さについて話し合う。
5年 国 語 森林のおくりもの 自然環境を守る森林の大切さを知り、環境保全のための植物の性質を調べる。
社 会 伝統に生きる工業 全国に伝わる伝統的な和紙作りを学ぶ。実際にケナフやみつまたを使って体験する。
環境を守る
・森林を育てる
自然をよみがえらすための取り組みや環境保全について調べる。
理 科 発芽と成長 種子の発芽や種子に含まれているものについて調べる。
図画工作 動くおもちゃ
木のおくりもの
布や木を生かして
身近な材料(木片)を使って糸のよじれを利用したおもちゃを作る。
板材や木ぎれなどの材料を生かして工作する。(ケナフの幹の活用)
布や木のよさを生かし、材料の特性にあった工作をする。
6年 理 科 人とかんきょう 植物が二酸化炭素を吸って酸素を生成することを調べる。
地球全体の環境を考え生き物にとってその保全の重要性について話し合う。
図画工作 ほんものそっくり
みんなで作って
身近な材料を加工して、自分のイメージするものを制作する。
卒業記念制作として、共同製作する。
家 庭 わたしたちの生活と環境 地域の環境について調べ、地域の環境をよくするための取り組みについて話し合う。
道 徳 豊かな環境を作る 世界的な環境悪化を知り、環境保全の働きかけを調べる。地域や自分自身ができる取り組みを話し合う。
ケナフの教材としての活用法は上記活動例の他にも色々考えられます。教科・道徳以外の活動として学級活動など特別活動での活用が考えられます。何よりもこれからの教育活動の柱になる「総合的な学習」の教材として発展の可能性を十分に秘めているところに教材活用としての魅力があり、価値があると思います。
ケナフ皮やしん、身近な材料を使って工作にチャレンジしました。

図工科における教材活用実践例

ケナフの皮やしんを使った色々な作品

ケナフロボット
足を動かす所を
工夫しました。
作品名「ケナフのれん」
ぼくはペットボトルのふたとケ
ナフのしんを材料にして
作りました。
ふたにあなをあけるところ
がむずかしいでした
作品名「ケナフすだれ」
四季おりおりの草花や葉っぱをア
レンジしてかざりつけます。
作品名「ケナフツリー」
わたしはケナフのぼうを一本一本くくる
ところがむずかしかったです。電気をつ
けたらとってもきれいでした。
クリスマスの時かざりに使います。
参考:ケナフのしんは木肌が白く、工作の材料としてぴったりです。木質部がやわらかいので「のこ」や
「彫刻刀」で加工しやすいので便利です。