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 長崎  オランダ坂   大浦町
幕末の開国後、東山手、南山手の区域は外国人居留地とされ、東洋人以外の外国人を「オランダさん」と呼び、オランダさん居留地の坂は、「オランダ坂」と呼ばれるようになったという。石畳のオランダ坂を歩くと洋風建築やレンガ塀があり、異国情緒豊かな風情を醸し出していた。今回、保存区以外の坂にも足を伸ばし、現代の生活道路としての坂のある景観や交通事情など人々の暮らしの生活の一端に触れることができた。
 オランダ坂風景
 オランダ坂は宿泊先ホテルのすぐ近くにあり、早朝散歩をかねて午前6時半ホテルを出発。オランダ坂と呼ばれる箇所はいくつもあるそうだが今回は定番の活水女子大学右横の坂を上った。坂の途中に「オランダ坂」の石標が立ちベンチの置かれた休憩所にはオランダ坂についてのくわしい案内板や石碑が立っていた。
 
左手活水女子大学横のオランダ坂
 
坂道途中のオランダ坂標石
 
歩いて来た坂道を振り返ると前夜からの雨に濡れた風情のある石畳が続いていた。
 
休憩所に立つオランダ坂説明板

 オランダ坂散策
   
 案内表示版にはいくつかのオランダ坂があった。今回はグラバー園(第二ゲート)、東山手洋風住宅群を示す矢印方向を選択。

しばらく歩くと種々の表示板が立つ三叉路と出合った。
 
ランダ坂ならではのいろんな交通標識を発見。自転車は禁じられていた。
   
 案内にそってしばらく歩くと城跡を思わせる立派な石垣で築かれた長崎東陵中学校跡の史跡(現海星学園)と出合った。
   
 今回、東山手洋風住宅群のある通りから大正寺前を通り、大浦東山町方向へ歩いた。
現代版生活オランダ坂<観光ガイド誌に載らないオランダ坂>
 坂のある風景 
オランダ坂には観光ガイド誌で紹介される歴史的なオランダ坂と人々の生活と直結したオランダ坂があった。
歴史的景観のオランダ坂通りからさらに第二東山町、日の出町方向に延びる道を進むとそこには 生活感が漂う現代版オランダ坂があった。通路沿いの坂に沿ってたくさんの急な階段が延びていた。狭い通路沿いにたくさんの単車(自動二輪車)が並んでいる理由がわかった。
 
第二東山町
 
日の出町郵便ポスト
   
 坂のある風景。通路から坂に沿って急な階段坂道が延びていた。
 
 坂のある風景。通路から一直線に延びる急な階段
   
家の前の通路に整然と並ぶ自動二輪。 日の出町通りにさしかかると急に生活手段の自動二輪が目につくようになってきた。
   
 狭い路地を途中で引き返し、坂を下って次の目的地グラバー園へ向かった。
MAP

オランダ坂一人さる記 2015/04./20          県外歴史探訪 Count