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宮脇公園のアコウ並木垂水市

見慣れた風景の中に新しい発見がある。垂水市宮脇公園のアコウの並木は日頃よく利用する国道220号線沿いにあるので見慣れた風景だ。いつもは運転席の窓越に眺め、素通りするだけだが整備された駐車場に車を止め、アコウの木の下に立ってみた。全長約1kmに渡るアコウの100本ほどの並木は樹齢100年を超す大木で、枝から多数の気根を垂らし、南国の情緒を醸し出している。アコウは、暖地の海岸に生える亜熱帯性のクワ科イチジク属の常緑高木の樹木で別名アコギ、アコミズキとも呼ばれ、学術的にも貴重な植物だ。垂水市宮脇のアコウの並木は防砂、防風、公園樹として植栽され、地域住民の憩いの場として、また、ドライブスポットとして親しまれている。アコウ並木の続く防波堤の下には白砂の砂丘が続き、青い海と鹿児島湾(錦江湾)越しに望む薩摩半島の夕日の風景が絶景だ。2008年度から3ヶ年計画で公園の整備が進められている。最終探訪日 2009・5・6

国道220号沿い宮脇公園の見慣れたアコウの並木は学術的にも貴重な植物だ。


駐車場やベンチもありドライブの休憩場所に最適だ。

気根が垂れ下がり南国の情緒を醸し出しているアコウの巨木。
春にイチジクに似た花序をつけ、熟すと1cm弱の実を結ぶ。
樹齢100年以上と思われるアコウの大木木のぬくもりが伝わってくる
アコウ並木と白砂の海岸線
アコウ並木の続く防波堤の下には白砂の砂丘が続く。青い海と青い空、鹿児島湾(錦江湾)越しに望む薩摩半島の風景が絶景だ。国道からは見えない美しい白砂の海岸風景、ここにも新しい発見があった。

アコウの並木に沿って白砂の砂丘が続く。

アコウ並木の続く防波堤から青い海と白砂の海岸線を望む。

アコウ並木の続く防波堤から鹿児島湾越しに対岸の開聞岳を望む風景は絶景だ