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大泊の風景・佐多岬ふれあいセンター南大隅町

大泊は九州本土最南端、佐多岬近くの南大隅町佐多馬籠に位置し、中心地の伊座敷から南へ約14キロメートル。年間平均気温19度の無霜地帯でソテツやヘゴなどの植物が自生する亜熱帯生の気候である。1958年(昭和33年)に県道が開通し、佐多岬へのロードパーク(当時の岩崎産業)の開発が大泊発展の起点となった。大泊港は漁業だけでなく天然の避難港としてもその任をなしている。かつて国民宿舎だったデラックスな宿舎、佐多岬ふれあいセンター「ホテル佐多岬」が現在も威容を誇り、大泊の海を見下ろしている。館内のロビーには徳富蘇峰が毛筆で書いた徳富蘆花の作品が展示されている。ふれあいセンターの近くには野営キャンプ場や海水浴もあり、海岸砂丘には縄文後期の貝塚が発見されている。

大泊の海と佐多岬ふれあいセンター

風光明媚な大泊の湾内風景

大泊の波静かな海岸風景後方は大泊漁港。

防波堤上に設置された展望用散策路

大泊の漁港風景、後方建物は佐多岬ふれあいセンター

大泊開発の起点となった「佐多岬ロードパーク」の入り口現在は通行料無料。

大泊貝塚、佐多岬ふれあいセンター、大泊キャンプ場の案内表示板   後方建物は大泊小学校

佐多岬ふれあいセンター
佐多岬ふれあいセンター「ホテル佐多岬」は九州本土最南端の宿泊施設で全室がオーシャンビュー。展望浴場は、湯を楽しみながら目の前に広がる紺碧の海と空の太平洋を展望できる。ふれあいセンターの下には海へ突き出た散策路があり、ここから眺める風景は絶景だ。近くには野営キャンプ場や海水浴場があり、南大隅の観光のテーマゾーンのひとつになっている。佐多岬ふれあいセンターは現在、指定管理者が運営している。案内情報など

佐多岬ふれあいセンター

大泊の海と佐多岬ふれあいセンター

海へ突き出た散策路から佐多岬ふれあいセンターを望む。

館内展示の蘇峰が書いた蘆花の歌
「黒潮の誘う南風に我が衣
吹かせて立つや佐多の大岬」

館内ロビー風景

館内から太平洋の大海原を望む。

田尻の風景へ続く


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探訪日 2009・10・10