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二股・金弦の森肝付町

肝付町二股林道から金弦橋にかけての29haに照葉樹巨木が残存する。照葉樹林帯の中には幹廻り5メートル超のタブやスダジイを中心に、オガタマ、イスノキなどの照葉樹巨木が林立する。樹林内の樹木や山野草には「大隅照葉樹原生林の会」のメンバーにより、名称表示のプレートが付けられ、自然観察学習や観察会に活かされる工夫がなされている。尾根沿いの西側を流れる高山川源流の渓谷には一枚岩の花崗岩を流れ落ちる滝や渓流が存在する。大隅照葉樹原生林の会では定期的に金弦の森の観察会を実施している。最新探訪日2011/11/13
金弦の森樹林内風景 金弦の森観察会風景 金弦の森の動植物

樹林内風景

樹林内の環境保護メッセージと樹林内風景

樹林内のタブノキの巨木

樹林内にはタブやイス、スダジイを中心に巨木群が林立する。

樹林内のコケむしたユスの巨木

樹林内の樹木や山野草には大隅照葉樹原生林の会により名称表示のプレートが付けられている。

金弦の森観察会風景
NPO大隅照葉樹原生林の会では定期的に金弦の森の観察会を実施している。観察会は単なるトレッキングや山登りでなく、そこに生息する草木や花、小動物も含め、観賞しながら山歩きをする観察会として開催されている。回は会員の一員として金弦の森において、巨木観察・貴重な植物やヤッコソウの観察体感会に参加した。ヤッコソウは見頃を過ぎていたがめずらしいきのこ”ヤマブシタケ”や樹林内を蜜を求めてヒラヒラと舞う”アサギマダラ”と出合うことができた。

観察会風景 2011.11.13

観察会風景 2011.11.13
観察会や調査で出合った金弦の動植物たち
ヤッコソウ
ヤッコソウは、ツブラジイやスダジイの地表近くの根に寄生する一年生の寄生植物である。短い地上茎に数枚の小さい葉が対生、先に花が単生し葉緑体を持たない。高知県で発見され、牧野富太郎により命名された。名前の由来は大名行列の奴(やっこ)が練り歩く姿に似ていることから呼名されたという。花茎は5〜7cmになり、多肉質で乳白色。四国、九州、沖縄に見られ、徳島県海部町奥浦が分布の北限と言われる。
ここ金弦の森でも数カ所にヤッコソウの群生が見られる。
ヤッコソウはツブラジイやスダジイの地表近くの根に寄生する一年生の寄生植物だ。 調査日 2011/10/22 金弦の森
受粉が完了し、個体の柱頭が黒褐色に変色したヤッコソウ 観察会2011/11/13 金弦の森
キノコ類
ホウキタケは形が示す通り、サンゴ状に枝分かれした姿をほうきの見立ててその名が付けられた。根元は太い塊状で地中に埋まっている。枝と根元は白色で先端部分は淡紫紅色から紫褐色。
ヤマブシダケは傘もなければ柄もなく、全体が白い球状のキノコでその形が、山伏の結袈裟についた丸い飾りに似にていることから、白井光太郎氏が「ヤマブシタケ」と命名し、現在この名で広く知られている。別名「「ウサギタケ」、「ハリセンボン」等の呼名がある。上半部は大小の空隙の塊状で下半部は太く長い針状突起の海面状の集合体である。食用、薬用として珍重される。2011/11/13 金弦の森
樹林内で一際よく目立つ”ツチトリモチ”
ツチトリモチは形状がキノコに似ているが菌類ではなく双子葉植物で、寄生性の植物からなる一群である。植物体は葉緑素を持たず、一般に赤色を呈す。花期は10〜11月で花茎も鱗片も花序と同様に真っ赤である。花序の表面は細かい粒状のもので覆われ、ヤマモモの果実を連想させる。この粒子は花ではなく、これが互いにほぼ密着するように並んでおり、花序の外見はこれが並んだ状態が見えるだけで花はその突起の間の隙間に並んで生じ、外からは見えない。 2011/11/13 金弦の森
樹林内をヒラヒラと舞う”アサギマダラ
アサギマダラは本州・九州・四国の国内各地、東南アジアや中国、台湾で見られる南方系のチョウである。渡りをするチョウとして知られ、5,6月になると北上して夏場は本州で過ごし、秋になると南下する。マーキング調査では1000〜2000km移動することが分かっているが渡りの経路など不明な部分が多い。2011/11/13 金弦の森
樹林内の希少植物
「金弦の森」の希少種植物群については写真掲載を含め、説明を省略しています。

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