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陣岳国際の森志布志

ダグリ岬の背後にそびえる標高270mの陣岳は、眼下に白砂青松の志布志湾、更に志布志の町や大隅半島一帯を眺望できる景勝地である。山頂一帯は、国際交流で志布志を訪れた各国の人々の記念樹が植栽され「陣岳国際の森」と呼ばれている。展望所には高さ3.1m、直径2.6mの巨大な地球儀が置かれ、国際の森の雰囲気を醸しだしている。現地に設置してある陣岳の由来について書かれた案内看板には次のように記されている。「笠祗山系の南端に位置するこの岳は、日向路を越えて、南大隅の山河を一望におさめる景勝の地として昔から知られている。応永8年(1401)串間より侵攻した本田忠親の軍勢はこの丘に陣を敷き、志布志を侵さんとして戦端を開いた。時に志布志郷民は城主新納実久を助けて共に防ぎ戦い、宝満寺河畔に之を破った。以後郷民はこの戦勝を記念し、志布志郷攻防の要衝であるこの岳を陣岳と称し、今にその名を伝えている」。

「陣岳交際の森」のシンボルになっている山頂付近の地球儀。遠方、志布志湾上に「枇榔島」が浮かぶ。


林道陣岳線の途中沿道から志布志湾を望む

展望所に設置された高さ3.1m、直径2.6mの巨大な地球儀

一帯には、イチョウ・サクラ・モミジ・アジサイなど四季折々の樹木が植栽され、各国の表示板が国際色を醸しだしている。

山頂からダグリ岬遊園地と国民宿舎「ボルベリアダグリ」を望む

山頂から枇榔島の全景を望む。山頂からの眺めは絶景で幻想的でさえある。

夕暮れ時の志布志湾と志布志の町を望む。

PS:所在地 鹿児島県曽於郡志布志市夏井        最終探訪日 2008・10・12 

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