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蒲生(かもう)のクス姶良市蒲生町

日本一の大グスといわれる蒲生のクスは、八幡神社の境内にある。1988年(昭和63年)に実施された環境庁(現環境省)の巨樹・巨木調査によって、日本一の巨樹であることが証明された。樹高30.0m、目通り幹廻り24.22m(地上から1.3m)、根回り33.57m、幹の基部には約13.3平方メートル(約八畳敷)の空洞があり、樹齢は約1500年と推定される。八幡神社は、蒲生院の領主であった蒲生家初代の蒲生舜清(かもうしゅんせい)が、1123年(保安4年)に豊前国宇佐八幡宮をこの地に勧請して建立したものであるが、その当時すでに「蒲生のクス」は神木として祀られており、相当の巨樹であったと考えられる。八幡神社境内には「くす」のほか「カヤ」「オガタマ」「イチョウ」「モミ」「ムクロジ」などの巨木が見られる。
・1506年(永正3年正月7日)に八幡の森で発生した火災が延焼し枝の一部を焼失
・1922年(大正11年)3月8日 国天然記念物指定
・1952年(昭和27年)3月29日 国特別天然記念物指定
・1985年(昭和60年)8月31日 台風13号により多くの枝葉を消失、その後保護活動により樹勢回復
・平成8年度 4カ年計画 国庫事業による「蒲生のクス」保護増殖事業実施
探訪日 2010・4・29

蒲生のクス 南側樹形

蒲生のクス  北側樹形

蒲生のクス 幹基部の空洞入り口には扉がついている。

蒲生のクス 北側地上部

蒲生のクス 樹上部

蒲生のクス全景北側

蒲生のクスと八幡神社境内風景
八幡神社境内の巨木
八幡神社には天然記念物指定のクスの他に、幹周7.42mの大クスがある。クスの他にイチョウ、オガタマ、モミ、ムク、ムクロジなどの巨木がある。特に、カヤは直径が1m以上もあり、カヤの巨木としては県内随一である。

樹高約25m、幹周り約5mの「カヤ」の巨木。「カヤ」はイチイ科常緑の高木。
オガタマ
モミ

ムク

スダジイ

ムクロジ


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